悪夢
部屋に帰って時計を見ると、
もう0時だった。
私はストーブのスイッチを入れて、
冷えた身体少し温めてから冷たい布団に入った。
電気を消して暗い天井を見て思い出した。
朝会った人ってここの住人じゃ無かったよね?
あの人が犯人?
管理人さんに話したほうがいい?
でも大男では無かったし・・・
色々と考えているうちに私は寝てしまった。
そして夜中に寒くて目を覚ました。
隙間風が入って来るような気がして、
リビングの方を見ると、
何か陰が動いた気がした、
私は音を立てないようにゆっくりと、
ベッドから離れてリビングに行った、
リビングが冷えていた、
玄関を見るとドアが開いていた、
「なんで?」
そしてなぜか玄関のドアの向こうは真っ暗だった、
私はドアを閉めようと玄関に行こうとすると、
誰かに肩をたたかれた、
振り向くと、そこには2mはある大男が立っていた!
「キャーーー!!」
そこで目が覚めた。
「夢?」
私は急いで玄関に行って鍵を確認した、
鍵は閉まっていた。
時計を見るとまだ6時だった。
散歩をする気分にもなれなくて、
私は顔を洗い、
7時からやっている食堂に向かった。
いつもは散歩をした後に、
人の少ない8時頃に食堂に行くのだけど、
今日は温かいコーヒーが飲みたいので7時に行った。
思ったより人が多く、
私は一番端の外が見える席を選んで、
コーヒーとサンドイッチを食べていた。
私がここに住み始めたのは4月で今は10月。
だんだん寒くなり、
山の空気は張り詰めていた。
「となりの席座っていいですか?」
後ろから声をかけられて振り向くと、
そこには春斗が立っていた。
「春斗!」
「となりいい?」
「いいよ、随分速いね。」
「なんか昨日の事件のこと考えてたら眠れなくて。」
「わかる!私なんて誰かが入って来る夢までみちゃったよ。」
「えっそうなの?本当に誰かいたんじゃない?」
「やめてよ~」
「うそうそ!」
私たちが話していると、
「春斗くん、おはよう!」
後ろから声が聞こえた、
話しかけて来たのは、
中村裕子だった。
つづく