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名もなき町  作者: 田中らら
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気が付き

「何もわかってないんだな!」


春斗が言った。


「うん、被害も無かったし、証拠もないから捜査出来ないよね、

もっと防犯カメラを増やしたほうがいいのかもね!」


「そうだよな!俺もそう思う!」


「それより、さっきの川原夫婦見た?」


「えっ?」


「マグカップが割れた時にみんな振り向いて小林さんを見たのに、

川原夫婦は気が付いて無かったの!」


「だからどうした?」


「だから、川原夫婦は耳が遠いってことよ、

玄関で音がして行ったら大男が立っていたって言ったけど、

川原夫婦は小さな音に気が付けないのよ、

大男はわざと大きな音を立てたんじゃない?」


「なんでそんなことすんだよ?」


「・・・・・それはわからないけど・・」


「考え過ぎだろ!」


「そうかな?」


「話しは明日にしよう、寒いから帰ろう!」


春斗は寒そうに両腕をさすった。


「そうだね、帰ろう、お休み!」


「お休み!」


私たちはそれぞれの家に向かった。


春斗は考え過ぎって言ったけど、

私はそのことが気になり、

もんもんと考えながら家に向かった。


そして私は家の近くまで来て気が付いた、


「あっストールを忘れた!!」思わず声に出して言ってしまった。


慣れない物を持って行ったから、

すっかり忘れてしまった。


私は急いで食堂に戻ることにした。




つづく

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