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名もなき町  作者: 田中らら
10/23

違和感

私は管理人の説明を違和感を感じながら聞いていた。


何かがおかしい?でも何がおかしいのかな?


「川原夫婦が見た大男はどこにいったんですか?

この町の住人に大男はいないから、

不法侵入者がいるってことですか?

どこから入って来たんですか?」


そう質問っしたのは1人暮らしをしている、

小林さんだった。


40後半の男性で少し怒ったような口調だった。


「今日町の周りを調べましたが、

人が入った形跡はありませんでした。


昨日の朝、町の住人じゃない人を見かけたという、

人もいるのでこれからは管理人を増やし町の警備をします。


みなさんが安心して生活が出来るように、

警備するので心配しないで下さい。

そして夜の外出しないで施錠の確認をして下さい。」


それから色々と注意することを話して集まりは終わった。


みんな納得行かない様子だったけど、

被害も無く、川原夫婦の他に大男を見た人はいないので、

住民の半分は川原夫婦の見間違いじゃないか?


と思っているようだった。


大男は誰なのか?

なんの目的で川原夫婦の家に侵入したのか?


それはわからないままだった。


私は春斗と話しながら食堂を出ようとした時に、

小林さんが食堂の机からマグカップを落として、

マグカップが派手に割れて凄い音がした。


「すみません。」


小林さんが謝り、

近くにいた人がマグカップの破片を一緒に片づけていた、

私はその時に川原夫婦に感じた違和感が何かわかった。





つづく

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