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第1章 7話 剣…?
「あなたの家はどこなんですか?」
「ここよ?」
「え」
「運んできたって言ったじゃない。」
気づかなかった、ここだったのか。
そういや名前聞いてなくね?と思い、聞くことにする。
「あの…名前はなんて言うんですか?」
「私は綾乃。地球では17歳だね。」
「俺、黎っていいます。15歳です。」
「黎くんだね!よろしくね。」
「こちらこそよろしくお願いします。」
助かった。綾乃さんがいて、なんとか生きれそうだ。
俺の部屋は運ばれてきたこの場所でいいらしい。
月にベッド等の生活用品があるのには驚いたが、
驚いたのは綾乃さんが1人で住んでいたということ。
そしてここは飛んできた時に見ていた、
あの街らしい。
「なんだこれ…」
部屋には石で作られた剣らしきものがあった…。
一章はこれで終了です。
次は2章、剣とかの話です。