10 ROOM
ここは10日迄しか使えない…否、泊まれない部屋だ。
昨日まで友人男5人と住んでいたが、確認係として足を運んだ。
10と書かれたどことなく西洋風のカギを鍵穴に回し、硬質な音が部屋に響く。
いざ中へ…と、ドアを開け、踏み込んだ瞬間、なにかすえた匂いと、暗がりの中、赤黒いなにか血のようなものが見える。
想像だにしない展開だ、これは、一体…!?
震える手で電気をつける何もない…なんだ!俺の錯覚か!
…きっとそうだ、疲れているんだな、俺は。
背中から嫌な汗が止まらない、肩に背負っていたリュックの重みも、今だけは安心にかわる。
若干の違和感を感じながら、俺はドアへ戻ろうと踵を返そうとした、なんだ…?
今、この部屋には俺だけなはずなのに、人の気配がする。
…さっきまで、いや、この部屋に入った時も…俺はずっと一人だったはずだ。
鍵も手元にある。
明け渡しの催促か、と思いなおし、歩き出した瞬間!
俺はどこか違う、10の部屋に居た。
目の前には見知らぬ2人の男の子が居る。
俺は状況そのままに、彼らの話を聞く、君たちは何日目かと…彼らは答えない。
違反者だ…俺は直感的にそう感じ、憶測そのままに問う。
結論からいうと、彼らは10日を過ぎていた。
…この10 ROOMは、10日を過ぎたら出られない。
だから、9日まで宿泊し、10日で確認して出ないと駄目なのだ。
早過ぎても駄目で、きっかり10日だけの、部屋。
俺は何かが脳裏をよぎる、そして彼らに部屋を見せてほしい、そしてそのリュックの中身をみせろ、と俺は何故だか、…脅していた。
彼ら頑なに拒んだ。
俺はみた、いや、みえている。
あの部屋に、あのリュックに…人間の頭部がある。
誰の?わからない…でも感じるんだ、確かだ。
紆余曲折あったが、部屋を見せてもらい、あのリュックもみた。
…何もない。
あの部屋も、あのすえた…
嗚呼、俺のきのせいか、よかった。
あの後、俺はどうやって帰ったのは覚えてない。
でも、彼らの部屋にはたくさんの食べ物があった。
どういう事だったんだろうか…?
俺は深く考えず、意識を手放した。
この作品は私が夢で体験したある意味ではノンフィクション作品です。
走り書きメモから起こした為に、細かな表現はその時の印象そのままに、描いてます。
考察点は皆さんで楽しんでください。
私の、でも確かに在った世界に、新たな物語が紡がれることを願って。




