最近、『ハリウッド脚本術』という本を読んで、自分の作品を考えてみようと思う気分に振り回されている。
先日読んだ大塚英志氏の本、講談社現代新書の『キャラクター小説の作り方』の中に、小説や漫画を本格的に書く人にはこの本、『ハリウッド脚本術』がお勧めであるとあった。
フィルムアート社出版の、ニール・D・ヒックス著、濱口幸一訳『ハリウッド脚本術ープロになるためのワークショップ101ー』という本だった。
その為、気になってネットで取り寄せたのだが、読み始めて何度も手を止める。
その中にいくつか質問があり、唸らされる。
なぜかというと、この本はただ読むだけではなく、その項目の最後には設問が用意されてあり、その項目を読んで、自分の書いた作品や書きたい作品のイメージを思い出したり、読み直して書き込んでいくのである。
自分で自分の作品のいる部分は付け足し、いらない部分は削除して、新しく生まれ変わる……自分自身の押し付けではなく、分かりやすい文章を書きたいと思った。
そして表現や言葉を増やし、足りない部分を見直すことができるのではないかと思った。
本に書き込むことができるようになっているが、本に書き込むともし次の作品の為に使うことができなくなる。
今日は設問に付箋をつけ、今度コピーをしようと思っている。
その後一作一作丁寧に読み直し、設問を埋め、自分の苦手な部分を知り、この『小説家になろう』で書いてきた作品を修正していきたい。
そしてまた一つ一つ、作品を生み出していきたい。
小説を書く仕事をしたいと思い、想像力を一生抱いていきたい。
想像することを辞めたり書くことを諦めたら、私はきっと生きていられない。
私は生きる為に、好きなことをしていきたい。