異世界関連
専門用語が多くなってきたので簡単な設定集を作りました。
話の展開のネタバレは抑えめです。
一応読まなくても大丈夫なように書いてるので初見の方は第一章プロローグからお読みください。
【ユグドラシル】
天界、人間界、魔界で構成された三層世界。
人間界と魔界はウルズの泉で繋がっている。
【天界】
天神族が暮らす空の世界。
雲の上に成り立っている。
【人間界】
多種多様な種族が混在する陸の世界。
100万年以上前に邪神ロキフェル、100年前は魔王ヴィドヴニルと、二度も滅亡の危機に晒されている。
東のゴアクリート、西のフーティア、南のシアール、北のザワメシア。この四国が人間界を代表する大国である。
【魔界】
魔人族や魔物が生息する魔の世界。
この世界のどこかに魔王ヴィドヴニルが封印されている。
【統一言語】
天神族により管理されているユグドラシル特有の言語。ユグドラシルの知的生命体はこの言語を用いることで意思の疎通を図ることができる。
天罰を受け、統一言語を使えない種族も存在する。
【バベル族】
はるか昔に天まで届く『塔』を建設し天神族に反逆を試みた人間の末裔。
『塔』に携わった人間の血を持つ者は首に奇怪な紋章が浮かび上がり、異世界の知的生命体が用いる統一言語が喋れなくなる。
種族の大半は奴隷にされており、闇属性の洗脳魔法を施された鉄仮面『支配の仮面』をつけている。
バベル族同士でも言語が通じず、魔法も使えないため、奴隷となれないバベル族が長生きすることはまずない。
【魔法】
・ゴアクリート式
ユグドラシルにおいて最も一般的な魔法体系。
宝玉と呼ばれる魔力の源を武器や防具に嵌め、呪文を詠唱することで超常的現象を起こす技術。
火水風地雷癒光闇の八属性存在する。
人間は減少の出力が小さい分、複数の属性に適性を持ち、エルフは出力が高い代わりに一属性にしか適性を持てない。
・古代トートリア式
ゴアクリート式の元なった魔法体系。古の大帝国トートリアで生まれた技術。
魔力元素を儀式によって行使することで多彩な現象を引き起こすことができる。
大規模な儀式場が必要となったり、3日間にわたる膨大な連続詠唱が必要だったりとゴアクリート式に比べて手間はかかる。しかし、それに見合う絶大な効果を持つ魔法を発動することが出来る。
【天界元素】
天界の全てを構成する第九元素。
天神族の肉体も、天神族の身に着ける衣服、武具など全て天界元素で出来ている。
【神器】
天神族の作り出した武器や道具の総称。
これらを扱える適性者はごく限られており、神器の力を引き出せる者を神器使いと呼ぶ。
【勇者】
100年前、人間界が魔王ヴィドヴニルに滅ぼされそうになった時に立ち上がった四人の神器使い。
戦いの末、魔王を魔界に撤退させ、そのまま1000年は解けない封印を施した。
四人の勇者はそれぞれ、1000年後訪れる封印の決壊に備えているという。
【地下遺跡】
100万年以上前、邪神ロキフェルが人間界を滅ぼしかけた時、人類が地下を掘り逃げ込んだ時の名残。
ロキフェルがいなくなった後も地上復興までの数万年間、地下での生活が続いたため、その中は国に匹敵する広さを持つ。
現在は魔物の巣窟と化しており、とても人が住める状態ではない。
【賞金稼ぎ】
ギルドを仲介して逃亡中の罪人を捕らえたり、魔物を討伐したり、雑務をこなしたりする何でも屋のような存在。
賞金稼ぎの資格を得ていれば罪人への暴行、殺害行為は認められている。
資格を得るためにには、一定の戦闘能力を有していること、バベル族でないこと、バイヤードでないことの三点を証明しなくてはいけない。