隊員紹介 ~後編~
エリザが座ると、右隣りに座っていた男が立ち上がった。男は、金髪で青い目をしていた。カイムから見ると歳は50歳ぐらいに見えた。
「俺の名は、『イラン=デンダ・オリオン』だ。覚えておけよ新入り!
階級は、三佐だ。この班で爆破物担当をしている。爆発物の使い方を徹底的に教えるから覚悟しとけよ、新入り!」と言った。
イラン=デンダ三佐は、王国遊撃騎士団破壊工作部門の『雲雀』班に所属していた。そこでは、彼は『精密爆発のオリオン』と呼ばれていた。彼の爆発は、数mmの誤差なく爆破する様子からそう呼ばれていた。
イランの右隣りの女が立ち上がった。彼女は、赤毛で緑の目をしていた。歳は30歳後半ぐらいに見えた。
「私は、『ユーマリナ・エザリニア』です。階級は、伍長よ。私は衛生担当だから、怪我などしたら私のところに来てね。」と言った。
彼女は、王国遊撃騎士団で最年少の医者となった人間であった。
副隊長の左隣りに座っていた男が立ち上がった。彼は、黒髪で黒い目をしていた。歳は、40歳後半に見えた。
「俺は、『ウーゼンガン』だ。階級は、伍長だ。分析担当をしているから、調査報告の仕方は、私に聞くように!」と言った。
ウーゼンガン伍長は、玄武分団分析担当であった。彼は、『天才分析屋』と呼ばれていた。
ウーゼンガンの左隣りに座った男が立ち上がった。
「俺は、『セバリン』だ。階級は、兵長だ。」
セバリンの左隣りに座っていた女が立ち上がった。彼女は、金髪に青い目をしていた。歳は、カイムより3〜4歳歳を取って見えた。
「私は、『ミナリ=タマク・アレンマイン』です。階級は、兵長です。私は、あなたと同じ四騎士家『アレンマイン家』の出身なんですよ。ただし、分家なんですけどね。アレンマイン家は、剣技名門ですから、剣技をみっちり教えてあげますからね。よろしく、上級兵。」と言った。
アレンマイン家は、青龍分団を指揮していた。アレンマイン兵長の母『リアルナー』は、遊撃騎士団『鳳凰』副隊長であった。そしてリアルナーは、遊撃騎士団最年少副隊長であった。今、彼女は1番隊5遊撃班長の一人をしていた。
クサイーム副隊長が立上がり、
「これで、全員の自己紹介が終わったな!ウンエンス上級兵、何か言うことは。」と皆を見回してから、カイムの方を向いて言った。
カイムは、立ち上がった。そして、
「皆さん。不束者ですが、どうぞよろしくお願いします。」と言い頭を下げた。
「今日は、施設の案内を受けてもらう。そうだな、アレンマイン兵長。ウンエンス上級兵を案内してくれ!」とクサイーム副隊長が言った。
「分かりました。クサイーム副隊長。ウンエンス上級兵、私に付いて来てください。」とミナリは言い、席を立った。




