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プロローグ
今日から俺は魔法学校に入ることになる
俺の家から山奥にあり、学校は馬に乗っても二日ほどかかるので早く出ないと入学式に間に合わない。
幸いにも学校には大きな寮があるため、俺は入学式の一週間前に出発する。
荷物はあらかた部屋に送ってあるはずだし大丈夫だろう。
学校はとても大きいと聞いているため、向こうで不自由することはないと思う。
「忘れ物は無い?」
「三年間、せいぜい楽しんでこいよ。」
心配そうに見つめる母と力強く背中を押してくれる父。
俺はこの両親を尊敬しているし誇りに思う。
「うん、行ってくるよ。」
表にまで出迎えてくれた両親に別れを告げ馬に乗る。
さあ、新しい生活の始まりだ。