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最終話 エピローグ

「……ていう感じかな」

「ふーん、なんともいえんな」


 例の事件から一夜明け、火曜日。俺は、昼休みを使って広野(こうの)に昨日の事件について簡単に説明していた。


「しかし、なんで浅原(あさはら)は嘘ついたんだろな」

「さあな……」


 どうでもよかった。今となってはどうでも……。


「で、今日はどんな感じだったんだろな、E組は」


 読書部がいるE組。行きたくないな、俺が読書部なら。


「うーむ、ちょっと行ってみねえ?」

「いやだよ」


 俺は即答する。


「そうか、てかお前えらく沈んでんな。浅原を犯人に出来たんだからもっと喜べよ」


 ああ、と俺は生返事をした。

 これで良かったのだろうか……いや良かったに決まってる。でも、もっと他にいい方法があったんじゃ……。

 何時の間にか、目的がすり替わっていたのかもしれない。俺は飽くまでも、葉桜(はざくら)と恋人同士になりたかっただけなんだ……。

 でも、今の状態で葉桜に会えるのか? 俺なんかが会えるのか? 俺にそんな資格が?

 考えれば考えるほど、思考が悪い方に行く。これほどまでに、考えることをやめたいと思ったことは無いだろう……。

 それでも、思考を止めることなど出来やしない。






ーー放課後、俺は久々に一人で自転車置き場へと向かった。校舎を出た瞬間、吹き抜ける風。寒さが、以前にも増して強くなっている気がする。

 俺は一つ身震いをし、自転車置き場へと向かった。


 既に、自転車置き場には数人の男女のグループがいた。前にも見たことがある気がするが、別人だろう。

 俺は自転車に跨がり、勢いよくペダルを漕ぎ始めた。冷たい冬の風が、チクチクと顔に突き刺さるように時折吹き付けてくる。

 早く家に帰って、毛布を被り暖房の前で温まろう。そうだ、ついでに暖かいココアでも飲むとしよう。

 この数日の出来事は、夢だったのだ。そう、こんな幸せで楽しい日々が現実なわけがない。

 俺は白い息を吐き、妄想に勤しむ。自転車を漕ぎながらの妄想はこの上なく危険だが、今は何故か家まで我慢することが出来なかった……。

 「Lost Story 〜存在証明〜」を最後まで読んでいただきありがとうございます。

 この物語はいかがだったでしょうか? おもしろかった、つまらなかった、時間の無駄だった、普通だった……。

 個人的にはオチがごり押しだったかな、と反省していたり。


 さて、この作品。なんだか、グッドエンドというよりバッドエンドのような終わり方になってしまいましたね。でも、ならどうすれば一番良い終わり方だったのでしょうか? 登場人物全員が笑顔で終われるエンドとは?

 そんな、ハッピーエンドを書くため、またより物語を複雑にするため「存在証明」は、再び登場人物を増やして蘇る予定です。所謂、リメイクというかんじですね。

 このリメイク版は、まだいつ書くか未定ですが、またよかったらリメイク版の方も読んでやってください。


 最後に改めて、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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