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はーとふるクインテット  作者: kromin
第一章 みんなとの出会い
10/23

番外編 入学後間もない頃の佐紀と千里

「…隊長。今更だけど、僕千里眼あるじゃない」

「うん、そうだね」


「それで未来の事も分かるし、過去も見える」

「…そうだね」


「…それでさ、入学直後。代行が過去に何やらかしたか、見た時すぐ伝えたよね」

「…うん、教えて貰ったね」



「…僕さ、そういう事絶対言いたくないんだけど。 ―あえて言うよ」



「…あの人は、生きていていい人じゃないと思う」



「…うん、良く分かるよ」



「…だからさ。隊長がそういう事大嫌いなのは、良く知っているけど」



「…それでも、ごめんね。言わせてもらうよ」



「…もう一度だけ、嫌な狂わせ方しても、良いんじゃないかな」



「…千里の言いたい事、良く分かるよ」



「…でも、ごめんね。 …僕は、とても臆病で、意気地なしだから」



「…どんなにやってやりたくても、どうしても出来ないんだ」



「…うん。隊長、本当に優しいもんね」



「…酷い事言っちゃってごめんね。…忘れて」



「…うん。忘れさせてもらうね。 …ごめんね」

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