葉に乗せて
深緑が彩る季節に
ひらひらと
手のひら落ちた葉に
そっと口付けをして
空に向かって
風に飛ばすような
切なさを含む寂しい記憶
君に出会って願いを知る
振り返り手も振れずに
さよならと
心の中で小さく呟く
滲む帰り道は
夕陽が目に沁みた
風に泳ぐような
愛しさを含む今の記憶
君に出会って祈りを知る
夏の暑さに負けても
君のいない日々に負けぬようにと
ただ願う
手のひら落ちた葉に
そっと口付けをして
空に向かって
風に飛ばすような
切なさを含む寂しい記憶
君に出会って本当の願いを知る
君に出会って本当の祈りを知る