インタールード vol.3 -6 あねふくラジオ
※生成AIで作った画像を挿絵に使っています。その為一貫していない部分がありますが雰囲気モノとしてご容赦ください。
タリーサ「はぁはぁはぁ・・・なんて疲れる番組なの・・・」
アンナ「まだ知らなくていい真実に、死んだはずのお父様登場・・・心中お察しいたします・・・」
トーマス「さ、さて。次もゲストかな? どうぞ~」
★新たなゲスト
防音扉を開けて入ってきたのはメイド服を着た若い女の子だった。
???「あ! トーマス様!」
トーマス「えっと・・・カルメサス家の侍女さんかな?」
???「はい、侍女のゾーイと申します」
アンナ「マリア・カルメサス伯爵の侍女さんが次のゲストなのね。不思議な人選だこと」
ゾーイ「はい…私も執事のレイモンドさんにここに行けと言われて来たので、何がなんだか・・・」
タリーサ「トーマスとは顔見知りなの?」
トーマス「いや・・・どうだったかな・・・ごめんなさい、覚えてない」
ゾーイ「私が一方的にトーマス様を知っているだけです。その・・・風刺巧芸杯を拝見してました。普段はカルメサス領の館に居ますので、王都の館にいらっしゃるトーマス様とお会いすることはないです」
アンナ「ますます何故ここに来たのか不明ね・・・」
ゾーイ「あ、マリア様からの手紙をお預かりしています。その・・・私は文字が読めないのでどなたか・・・」
トーマス「どれどれ・・・『呑気にラジオとかいうものをやっているお前たちへ。作者が私のことを掘り下げようとして書いた短編があるが、公開するタイミングを失ってお蔵入りしている。今日公開することにしたから、その短編の主人公ゾーイに宣伝をさせろ』だってさ。ゾーイさん、そういうことらしいよ」
ゾーイ「え、、私が宣伝するんですか?」
タリーサ「そうみたいね、がんばって!」
ゾーイ「あの・・・この短編は作者がマリア・カルメサス伯爵の生い立ちや裏設定を考えている中で、作っていった作品です。カルメサス家で働き出して3ヶ月の私がある夜、マリア様に呼び出されて・・・その・・・朝を迎えるまでのお話です」
トーマス「ということは・・・だいぶサディスティックな恋愛小説だな・・・」
ゾーイ「皆さんに読まれるのはとても恥ずかしいです・・・」
アンナ「なんという作品ですか?」
ゾーイ「『侍女のわたしが突然マリア伯爵に夜の指名を受けて倒錯した愛と服従を思い知った 〜 ファンタジー小説「あねふく」番外編』・・・です」
トーマス「や、やばい奴じゃん、これは」
ゾーイ「やっぱり・・・読まないでください・・・」
タリーサ「『侍女のわたし』で検索すると見つかりますので、興味を持っていただけた方は是非お読みください。それではゾーイさん、ありがとうございました! 物語のどこかで会えるといいね~」
ゾーイ「はい、ありがとうございました。カルメサス領の館で皆様をお待ちしています」
(続く)
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★あとがき★
タイミングを探していた短編を出す為の回でした。もういい加減ラジオ番組編は明日でおしまいにします。
次回、第3部開始に向けて・・・