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第四話 深夜ラジオ番組「フッチー&みゅーたんの今夜もABU☆Night Brilliant!」

【登場人物紹介】

二弐(ふたに) 唄子うたこ

 「妖しい、僕のまち」より登場。

 正体は“二口女(ふたくちおんな)

 発禁寸前のえろえろボディとほんわかした性格のお姉さん。

 降神町(おりがみちょう)役場特別住民支援課勤務。

 後頭部の口と蛇状の長髪を操る。

 情報通かつ耳年増で、前後の口を駆使したマシンガントークが得意。


・ミュカレ

 「Halloween Corps! -ハロウィンコープス- 」より登場。

 正体は“魔女(ウィッチ)

 狩魔軍団「Halloween(ハロウィン) Corps(コープス)」の隊員。

 きわどい革製(ラバー)スーツのセクシーお姉さんで、数々の魔術や妖術を使う。

 常時桃色思考でえっちなことが好き。


・ペンネーム「どすえ狐」

 正体は老若男女問わずに可愛いものを愛する色ボケ狐様


・ペンネーム「ロイヤルレディ大江山」

 正体は金髪縦ロールの極道お嬢様(七代目)


・ペンネーム「闇蛇」

 正体はエジプト神話に出てくる混沌の神。強いけど、結構あっさりやられた。


・ペンネーム「大人の漢」

 正体は間違いなく、赤毛の怪力妖怪少年。願わくば歪まないで育って欲しい。



二弐(前後)「「フッチー!」」


ミュカレ「あーんど、ミューたんの!」


二弐&ミュカレ「『今夜もABU(アブ)Night(ナイト)!』」


二弐&ミュカレ「Brilliant(ブリリアント)-!!」


ミュカレ「という訳で始まりました。夜も寝ない悪い子達のための番組『今夜もABU☆Night Brilliant!』!パーソナリティーはお馴染み“全方位『エッ』な魔女”ミューたんこと、私ミュカレと…」


二弐(前)「“セクシーなのキュートなのどっちも好き者”の」

二弐(後)「フッチーこと、二弐唄子がお送りしまーす♡」


ミュカレ「…懲りねーな、作者ん」


二弐(前)「まさかの五年目…」

二弐(後)「もう破れかぶれねー…」


ミュカレ『しかも、今年は10月31日(ハロウィン)を盛大に外したわよねーーーーーーーーーん!!!!!!!!(拡声器使用)』


二弐(前)「まさかの下書きデータ紛失…」

二弐(後)「なので、今年はおぼつかない脳内記憶を頼りに、このような時期にお送りしております。まことに申し訳ございません…m(_ _)m」


ミュカレ「ほんっと信じらんないわん(怒)!ちゃんとバックアップしとけってーのん!」


二弐(前)「まあまあ、その辺で」

二弐(後)「作者(本人)、相当凹んでたわよ」


ミュカレ「私的には物理的にも凹むくらい、踏んづけて✕✕(ピー)して△△(バキューン)してやりたいわん!」


二弐(前)「わー、相変わらずミューたんってば」

二弐(後)「本編にないレベルで殺意高ーい」


ミュカレ「さ、とりあえず作者(アホ)は放っておいて、お便りコーナーいってみよー!」


二弐(前後)「「おー」」


ミュカレ「さて、最初のお便りはペンネーム『どすえ狐』さんより。『いま、密かに(ねろ)うてる年下の男の子がいてはります。可愛おしゅうて純真で、それでいて機転もきいて、(よだれ)止まらしまへん♡何とか手籠(てご)めに…ちゃうくて、振り向かす方法はあらへんでっしゃろか?』だってん」


二弐(前)「年下の…可愛い男の子?」

二弐(後)「何か、引っ掛かるものが…」


ミュカレ「…あらん?こっちのお便り…」


二弐(前)「どうしたの?」

二弐(後)「配送間違い?」


ミュカレ「いえ、内容の似たのがもう一通来てるのよん。ついでだから、紹介しちゃうわねん。ええと、ペンネーム『ロイヤルレディ大江山』さんより。『いま、密かに想っている殿方がいらっしゃいますの。可愛らしくて純真なのですが、機転もきいて、保護欲が止まりません♡どうにかモノに…じゃなくて、振り向かせる方法はないでしょうか?』だって」


二弐(前)「……あっ(察し)」

二弐(後)「これ、国家存亡レベルの案件だわ(汗)」


ミュカレ「そうなのん?」


二弐(前)「かたや、モノホンの神の使い」

二弐(後)「かたや、ガチで大悪鬼の極道」


ミュカレ「どっちが勝っても、漏れなく焦土ねん。さよなら日本」


二弐(前)「どっちの肩を持ってもヤバいわね、これ」

二弐(後)「あと、さりげなく亡国確定しないで、ミューたん(汗)」


ミュカレ「そうねん。こんな所で最終戦争(ハルマゲドン)まがいの(いさか)いに巻き込まれたくないし…ここはひとつ、アレしかないわねん」


二弐(前)「アレって?」

二弐(後)「なぁに?」


ミュカレ「ずばり、ハーレムEND♡」


二弐(前)「…うーん…それはそれで血で血を洗う展開になりそうね…」

二弐(後)「恋愛上、譲り合いの精神とは無縁そうなお二人だし…」


ミュカレ「成程ん。フッチーも、そんなガチ勢の闘争に巻き込まれたらたまんないもんねん」


二弐(前)「そうそう。私もそんな地獄ハーレムの中でやっていける自信がないし…」

二弐(後)「…って、何で私がハーレムに加わっている前提なのっ!?」


ミュカレ「え~?だって、本編では立派に攻略対象候補になってるし、フッチー自身ももまんざらではないんでしょん?(ニヤニヤ)」


二弐(前)「ち、違いますー!私は『一歩引いた所で見守ってる系ヒロイン』ですー!」

二弐(後)「最前線には出てないし、フラグだって立ってないし!…な、ないよね…?(ブツブツ)」


ミュカレ「…と、フッチーもフリーズしたので、お手紙をくれたお二人には、この先もバンバンやりあってもらいましょ。あ、くれぐれも災害レベルの影響が出ない範囲でね♡さて、次行くわよん。ペンネーム『闇蛇』さんからのお便りよん。『我は神なのに、はるばる地獄から呼び出され、精神体(アストラルボディ)を痛めつけられ、挙句、地獄に強制送還された。これってどゆこと?』ですってん」


二弐(前)「これって、確かミューたん側の案件よね…」

二弐(後)「まあ、呼び出されて、ボコられて、叩き返されたら、神様としては納得いかないわよね」


ミュカレ「神様だけあって、一応、作中(うち)ではスペック上で最強なのよねん、あの蛇ちゃん。それにしても、ボコったは隊長(キャップ)とエジプト女王サマだし、呼び出したのは狭間那(さまな)ちゃんだし…私に言われても、どうにもならないわねん」


二弐(前)「…ということは?」

二弐(後)「もしかして…」


ミュカレ「今回ご相談いただきました案件に関しては、貴重なご意見として受け止めさせていただき、今後の課題として、対応の検討を図ってまいりたいと思いますん♡」


二弐(前)「…やっぱり」

二弐(後)「役場勤めの私が言うのも何だけど、お役所的対応ね~…」


ミュカレ「ちなみにお役所でいう『検討を図ってまいりたい』『思います』は、事実上『やらない』っていう…」


二弐(前)「はい、次行ってみよー!」

二弐(後)「公務員は公平・真面目一徹!社会全体の福祉の奉仕者です!」


ミュカレ「次のお便りよん。ペンネーム『大人の漢』さんより…って、あらん?この方からは二回目よねん?」


二弐(前)「久し振りねぇ」

二弐(後)「詳しくは『∞∞† Halloween Night †∞∞ 2018』参照ね」


ミュカレ「なになに…『実はこの前、男の人に告白されてしまいました。その人のことは嫌いじゃないというより、むしろ大好きなんだけど僕は男の子です。成人もしています。僕は…僕はどうしたらいいんでしょうか?』」


二弐(前)「…ああ。例のアブない展開ねぇ…」

二弐(後)「詳しくは『妖しい、僕のまち』第十一章【番外地】参照ね」


ミュカレ「『…と、迷っていたこともありました。』」


二弐(前後)「「え?」」


ミュカレ「『正直に言います。あの時、僕は今までにない胸のときめきを感じてしまいました。何よりも、イケないことと知りつつ、大好きな人から想いを告げられたことに至上の喜びを覚えました』」


二弐(前)「え?ちょ、ちょっと…!?」

二弐(後)「どういうこと!?まさか…」


ミュカレ「『例えこの先に待っているのが破滅でも構いません。僕はいま、自分自身とあの人からの想いに正直なろうと思います…その証に、僕は今からあの人に全てを捧げてくるつもりです。そして、二人で堕ちていこうと思います…』」


二弐(前後)「「りっくーんッ!?」」


ミュカレ「『具体的に言うと、僕の(ば☆キューン)に(ず☆キューン)して、最後は(ど☆カーン)って…』…ぐふっ!?(←首筋に手刀を打ち込まれる)」


二弐(前)「…やれやれ、油断も隙も無い」

二弐(後)「危うく私も騙されるところだったわ」


ミュカレ「…(昏倒中)」


二弐(前)「それじゃあ、みんな!今夜はこの辺で!」

二弐(後)「ミューたんが死亡中なので、私一人で『今夜もー』」


二弐(前後)「「『ABU☆Night Brilliant-!』」」




※続かない…と思いたい

次話は12時に投稿予定です

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