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世界の助人  作者: 卵焼き肉
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光と風

一進一退の攻防が続いていた。幹部と大幹部を相手にしている7英雄達。1000はいるであろう魔物の数。そしてヘルゲイムと戦うカイン。どこの戦場も激しい戦いが繰り広げられていた。


カイン側


カインは魔法も一流であるがヘルゲイムには効かなかった。


「そのような魔法ぅ、風じゃあ遅すぎますよぉ」

「やはり効かないか、なら少し本気を出すか」


そういうとカインは腰にかけてある剣を抜いた。


その剣は切れ味が落ちることはなく、持ち主によって能力が変わる特殊な剣である。


そしてカインは剣に魔力を込め、剣を上へ掲げて振り下ろした。


「千の風」


剣から風属性の斬撃が何十、何百と出て相手に襲いかかる。そしてヘルゲイムの胸に斬撃が当たり、血が吹き出る。


「強いですねぇ、ですが傷はいくらでも治りますぅ」

「流石は不傷と殲滅のヘルゲイムの名だけはあるな」


ヘルゲイムの傷口に吹き出た血が戻っていき、一瞬のうちに塞がっていく。


「様子見はおりですねぇ」

「そろそろ倒させに行かしてもらいますよ」


ルイーズ、カミデス側


「幹部だかなんだか知らねえけど、ぶっ潰してやるよ」

「ふはははは!我ら幹部を相手にそんな口を叩くか!」

「王様は幹部一体だけ頼んだぜ。残りの四体は俺が全員ぶっ倒す!」

「よかろう、ならワシはあの鬼の魔神でも倒すとするか」


ルイーズは4体の幹部を相手に槍を手に取り突っ込む。彼の槍術は現代最強と謳われるほど強く、美しかった。数体の幹部の攻撃を槍で受け止めて回転して弾き飛ばす。幹部の一体が抵抗をし攻撃を仕掛けるが上空へ弾き飛ばされ最速の突きが襲いかかり一体倒していった。


「次はどいつだ?」

「おのれ!」


王は鬼の幹部と戦い互角の攻防をしていた。王は大剣使いであるため、力が単純にある鬼との相性も悪くはなかった。しかし全力の体力同士で互角であっても疲労するスピードは互角ではなかった。


「ぬおおおおおお!」

「王が死ねば戦いが終わりじゃな!そして俺が王を倒し大幹部へと昇進じゃわ!」


王は年齢もあったせいで疲労が溜まり押され始めた。体験を振るう力も無くなっていき、膝をつき息を荒くしていった。


「はぁ、はぁ、歳はとりたくないものだ」

「死ねいッ!」

「ぐっ!」


王の頭へ金棒を振り下ろした。王は疲れて動くことが出来ず死を覚悟していた。だが金棒は王の頭から逸れて地面へと当たった。なんとグロウが銃を撃ち、金棒に当てたのだ。その距離およそ数百メートル。


「あんなところから当てるのか!?」

「グロウ……お主」

「そんな姿のあんたは見たくないんでな。本気出してくださいよ」

「そうだな、10数年ぶりに本気を出すか」


そういうと王は立ち上がり、魔法を唱え始めた。


「我、カミデス・クロニカル!王の力をここに示せ!キングオブハート!」


王の魔力やステータスが上昇していき、神々しく光り輝き出す。その光は胸へと一箇所に集まって大剣へと形どって行く。すると今までにない程のスピードで相手へと攻め、一気に叩きに行った。


「さっきまでとは別人じゃわ!ごおおおおおお!」


そして圧倒し始めた。


鬼は金棒をを振り下ろすが片手の力だけで押し返され、立派な牙をも砕かれていった。そして決着がついた。


「キングオブバースト!」


剣がさらに光だし爆発的な攻撃力を得た。金棒で防ぐが一刀両断。斬られた体は蒸発していき消炭になった。王は振り向き、グロウに微笑み倒れていった。


「本当にあんたって人は」


ナインハルト側


大幹部である人間の魔神ゾルディゴと戦闘を開始した。


「人間の魔神とは珍しい。人間だと魔神になる前に細胞が耐え切らなくなって死ぬはずなんだが」

「何一人でブツブツ呟いてんだ!」


ゾルディゴはナインハルトに斬りかかった。


「おっと、これは失礼を」


剣と剣で迫合いになる。ナインハルトから仕掛けて斬りに行くが大幹部だけあって全て受け切った。


「ライトニングシャワー!」


ゾルディゴが魔法を放った。範囲魔法で雷が降り注ぐがナインハルトはかすりもせずに全て避け切った。するとナインハルトはゾルディゴが見ていたにも関わらず一瞬で姿を消した。そして首を一瞬ではねたのであった。勝負がつき、剣をしまう。だがそれは大きな勘違いであったのだ。


「ありがとよ、殺してくれて!」


そういうとゾルディゴの体から煙が発生。少しその煙を吸い込んでしまったナインハルトはすぐに危険と察知して後ろへ下がったが時すでに遅し。


「ぐっ、目眩が!」

「さてと首を元の場所につけてっと」


ゾルディゴは首をはねただけでは死ななかった。その後、ゾルディゴの攻撃を受けるが上手く避けて立ち回っていた。


しかし


「ぐっ!」

「やっと捉えた!」


ナインハルトは攻撃を受けてしまった。ナインハルトを助けようにも他の者も敵と戦ってそれどころではなかった。


「このままでは勝ち目がないか、あれを使うしかないか」


そう考えていると上空から光が降り注ぎナインハルトを包み込んだ。


「これで元気になったか?異常除去の魔法だ」


なんとマーリンが戻ってきてナインハルトの状態異常を治したのであった。


「それと一人助っ人を連れてきた。その者はカインのところへ向かったがな」

「そうですか、マーリン様ありがとうございます!」


ナインハルトは本来の力を取り戻し、ゾルディゴに必殺剣をくり出そうとしていた。剣の柄を胸の位置に持ってくると、周りが光の粒でいっぱいになって行く。その光の粒は剣にくっつくと剣へと溶け込んでいき、剣に光が灯った。


「行くぞ、光の一振り!」


剣を上へ持ち上げ、振り下ろし、斬撃が光の速さで相手に切り裂いて行く。だが相手は何もダメージを負った様子はなかった。


「ビビらせやがって」

「それはどうかな?」

「何?」


そういうとゾルディゴの体がドンドン切れて行く。そして血も吹き出し始めた。


「どうなって、う、うあああああああ!この俺がああああああああああああああ!」

「この技は相手を切ると中に入った光が波状して、相手の中から切り裂いて行く技だ」


ゾルディゴは身体が滅び、跡形もなくなった。


「ありがとうございますマーリン様」

「いや礼はいいから体を調べさせてくれ」

「遠慮しときます。それより助けに来てくれた人をカイン様の所へ連れていってもよろしかったので?」


少し心配そうにするナインハルトに対して気にすることなく率直な意見を言った。


「ああ、彼はカインよりも強い。圧倒的に」

「!?」


カイン側


魔神ヘルゲイムとの死闘を繰り広げて長い時間が経つ。お互い一歩も引かない状態で彼は現れた。


「カインさん、助けに来ました」

「君はノブツネ君!?ここは危険だ!」

「魔力なしのごみぃ、ですかぁ」

「ヘルゲイム、人間は魔力だけじゃない。気合いが大事なんだ!見せてやるよ」


ノブツネはマーリンに連れられて到着。この戦いに参戦しカインを助けに来たのだった。

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