・人物紹介(第1章時点)その2
~ラーグルング、その2~
・フーリエ・ウリス、26歳(男性)
ヤクルの兄。彼と同じ紅い髪に同色の瞳。肩よりも長めに髪な為、軽く1つに結んでいる。
8年前の魔王軍との戦いでキールと同じく国に帰れなくなった近衛騎士。同盟国でもあるディルバーレル国から帰る途中、国の結界により入れなくなった。
その間、独自に調べながらも冒険者として生計を立て周辺諸国の情報を入れていた時に柱の変化を感知。キールより遅れてではあるが、ユリウス達の所に戻り、弟とも再会を果たした。
ユリウスの護衛として、傍に居ながら麗奈との仲を見守っている。
扱う魔法は炎。
・レーグ・ディルルス、24歳(男性)
茶色の髪に黒い瞳。常に黒いローブを被り、人前に出ないようにしていたが麗奈と会うようになって外すようになる。ラウルの親友である為、彼の手作りお菓子を何度か食べた事がある。
魔法隊の隊長として、部下達をまとめるが本来は副師団長。
キールが戻らなくなった8年の間、イーナスと共に支えて来た。気になりだすと心の中で思っていても、口に出しているという程に自分を抑えられない。
ラウルに注意され、気を付けてはいるが直る気配はない。
扱える魔法は、無属性、影。
(ランセのやり方を見て、徐々に身に着けた)
・フリーゲ・リーケバイン、30歳(男性)
濃い緑色の長髪に同色の瞳。髪をボサボサにし、眠そうにしているスタイル。
ウリス家と交流を持ち、自分の庭にも植物を育てて来た経緯があり国の薬師長を務めている。父親が前薬師長というのもあり、その跡を継ぐというのも本来なら嫌。
父親と喧嘩した事も含めて、嫌々ながらも自分なりに努力して務めていく。珍しい霊薬、薬草を集めるのが趣味。
扱える魔法は土。
その殆どを植物に育てるように使用している為、戦闘員として数えるなと言っている。
・キール・レグネス、30歳(男性)
蒼い髪に同色の瞳の男性。一見すると女性と見間違う程、綺麗な顔をしている。(母親似なのを本人は嫌っている)
魔法隊を作り出し、実践レベルになるように訓練を施した鬼であり魔法の天才。師団長としての地位があるのも、彼以上に魔法を知る人物がいない。
実は宰相として育てられるも、それを嫌った彼はイーナスを宰相として無理矢理に教え込む。彼の思惑通り、イーナスは宰相としてはめ込み自分は好きな魔法を極めていく。
ラーグルング国に戻れなくなり、ランセと行動を共にする事8年。麗奈が柱に触れた事で、戻れる兆しを察知し国に戻る。
その後、麗奈を主とした魔法師として仕える。からかう事が好きであり、トラブルメーカーであると自覚している。
今代の大賢者としての力を使い、麗奈とユリウスを守る事に全力を尽くす。
扱える魔法は、聖属性の魔法以外全て。
リーグとは従兄弟であると知り、お兄さんとしての威厳をだし始める。
・ランセ(おおよその年齢500歳、男性)
見た目20代前半の短い紫色の髪に同色の瞳。
優し気な雰囲気の男性だが、魔王でありその力は絶大。魔王サスクールに国を壊されたことで復讐を誓い、今も執拗に追い続けている。
ラーグルング国に関わったのも、ユリウスの兄であるヘルスの影響。
その事から、この国に関わる人達を守る意思は強い。ユリウスとリーナにそれぞれ、闇の魔法の扱い方を教える。
扱える魔法は闇の魔法。
魔王としての力の解放は、長髪になり赤と青のオッドアイ、黒いオーラを身にまとう。
~魔法協会、ラーン・デール~
・セルティル・レグネス、52歳(女性)
見た目30代ほどの女性、蒼い髪に同色の瞳。色気が溢れており、夫のイディールから注意を受けるほど。
獣人の奴隷だった過去を持ち、解放したラーグルング国王に感謝。ユリウスとヘルスの父である国王に助けられ、魔法を学ぶ為の環境を整え自由にするという破格な対応を受ける。同じく奴隷になった妹を探す為、事情を話せば王からの対応に感銘し国に誓いを立てる。
世話役でもあるイディールと行動する内に、夫婦となりキールを儲ける。
妹を探すまで国に戻らないと決め、各地を転々とする。その中で、親身になってくれた協会の理事との約束を果たす為に、ラーン・デールに留まる。
扱える魔法は、空間操作。
・イディール・レグネス、53歳(男性)
黒髪に濃い蒼い瞳の男性。セルティルの予想外な行動に頭を悩ませ、気苦労が絶えない。麗奈にした事を妻の代わりに謝り、ラウルとレーグから今までの現状を聞くことになる。
協会の襲撃時、魔物を倒しながらゆきの魔法を目の当たりにして異世界人だと気付く。
息子が構う麗奈を気にし、何かあれば自分を頼る様にと言うほど。
イーナスと同じく、麗奈達を保護者目線で見守る1人。
扱える魔法は光。
~バーナントの村~
・アリサ、10歳
銀色の長い髪に濃い紫色の少女。自分の誕生の日に、魔族によって壊され目の前で両親を倒されたのをきっかけに魔法を発現し暴走。
体を失った魔族は、アリサへと体を乗っ取りそのまま6年。麗奈とユリウスが面倒を見ると言い、魔族からも助け出し彼女を救い出した。
暴走した影響で、育った村はなくなったがお墓を立てラーグルング国で面倒を見る事に。
助けした2人の事を「パパ」、「ママ」呼びし周りから温かい目で見られている。
扱える魔法は闇魔法。
魔王であるランセからコントロールを教わり、徐々に自分の力としている。
~大精霊~
・アシュプ
この世界の原初の精霊であり、始まりの魔法とも言える虹の魔法を扱う。全ての精霊の父親的存在であり、管理者またはお父様と呼ばれている。
長髪の白髪に、長めの髭が特徴な小さなおじいちゃんであり、麗奈とゆきをこの世界に呼んだ張本人。
麗奈の前に関わったのは、朝霧 優菜。見た目と雰囲気が似ている麗奈の事を孫のように接し、手助けする。
彼女からウォームと言う名前を貰い、大いに喜ぶ。それからは自身の事をウォームと言い張るようになる。
・ガロウ
ランセが契約をしている黒い狼。元は3匹で行動するが、索敵用に行っている。麗奈を気に入り、出会ってすぐに傍を離れず見守っていた。風魔とよく喧嘩をしている。
扱う魔法は闇の魔法。
・黒騎士
ランセが契約している精霊。黒い甲冑に大剣を使って魔族、魔物を駆逐する。殆ど話さないように見えるが、周りをよく見ており麗奈とユリウスには話しかけている。
扱う魔法は闇の魔法。
・インファル
黒い一角獣。性別は男性であり、キールと契約した精霊。
キールからの呼び出しが殆どないので、呼ばれた時には不満を言っていた。
扱える魔法は土の魔法、虹の魔法の一端。
・エミナス
白い一角獣。性別は女性であり、キールと契約した精霊。
インファル同様に、呼び出された時には不満を言っている。インファルとセットでいるので、契約を行うには相当量の魔力が必要。
扱える魔法は土の魔法、虹の魔法の一端。




