白いカーテン
カチャ
「どうぞ」
「おじゃましまーす」
れいなの部屋は女の子らしいピンクと白の部屋だった。
僕は勉強机の前にある椅子に座った。
れいなはベットに腰かけ僕にこんな提案をしてきた
「ねえ、次のテストできみが全教科平均点以上とったら私とでかけてくれない?」
「それってデート?」
「そうなるかなぁ」
にこりと笑って「どうかな?」と彼女は言った。
「どこかいきたいところでもあるの?」
「それはーないしょ!じゃあきまりね!さーはりきって勉強しよう~~~」
れいなの教え方はすごくわかりやすかった。でもスパルタだった。鬼だった。鬼畜もいいところ。
人間の集中力は15分しか続かないからといって15分勉強して、5分休憩を5時間やった。
普段勉強しない僕にとっては、地獄だった。
「今日はこんなもんかな~。宿題出すからやっておいてね」
まだ勉強させるのか。と心の中でつぶやきつつ「はい。。」としぶしぶ返事をした。
「えらいねぇ!でもこんなのわたしの勉強量の半分にもいかないよ?」
「え?あ~~まじかよ。。」
自分の将来が不安になってきた。
「でも君は、このままじゃまずいとおもったから勉強してるんでしょう?」
「んーまあね。」
「えらいよ。ほんとに。絶対いい点取れるよ!」
「ほんとに?じゃがんばるかあ~」
「明日は、今日の倍がんばろうね」
「。。。」
れいなとたわいも無い話をしてると、少しあけていた窓から強めの風が入ってきた。
「わ~~!プリント飛んじゃう」
急いでれいなが窓を閉めようとすると、白いカーテンがふわりと彼女の体を隠した。
僕はその横顔を見てドキッとした。
息をするのも忘れてしまっていた。そのとき僕は思わず口にしてしまった。
「・・かあさんにそっくりだ」




