12/16
お父さんの…
「私のお父さんは教師だったの」
教師!?すごっ…って…ん?
だった?
「お父さんは立派な教師で、評判も良かったの。
私の自慢なお父さん」
「でもね、色々あった生徒に手間取ったみたいで…」
「…」
そっから先の話しはさなしたくないようで、
「そか」
僕はそう答えるしかできなかった。
「で、でもね!その生徒はすごくいい子なの!すっごく優しい子なんだよ!」
「知り合いなの?」
「…うん、まぁね」
また微妙な空気。
「すごく優しいんだけど、最近はどうしてるのか…」
「連絡とかとれないの?」
「うん。お父さん、教えてくれないし、お父さんが連絡してもつながらないなしくて…」
「そか、なんて名前なの?」
「いってもわからないよ?」
「おしえてよ」
「…あ、あのね」
その名前を聞いた途端ぼくは息ができなかった。




