表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦いません、勝つまでは。  作者: おかし
1/3

1話 開けたら真っ白でした。

はじめまして。

興味本位で始めたのでいつまで続くか、いつ更新するかも不確定ですが、楽しんで貰えたらいいなと思います。




朝日が眩しい……。


「もう、朝か………」

お布団から出たくない…。

でも、起きないとなぁ……、きっと母さんが…


ガラガラッ!


――――「起きなさい!もう8時よ!!」


……、うるさい…。


「起きてるよぉ………」

「学校でしょ!

ご飯食べる時間なくなっても知らないからね!」


あぁぁぁ……。行きたくねぇ…。ゴロゴロしていたい!


そう思いながら、布団から這い出る。


今日も1日、頑張りますかぁ……。




坂本 和希


それが今、

死んだように服を着替えているやつの名前だ。

今年で20歳になる大学2年生。

年齢とはかけ離れた若々しさの欠片もない青年。

華々しい大学生活をおくるでもなく、

ただただ1日のりきり、夜に集まる男友達と

ボイチャしながらゲームをする。

そんな日常を繰り返している。


着替えが終わり、リビングへ向かうと某朝のニュース番組が流れていた。


『――――今話題の人気アイドルグループ!

ティアーズの…………。』


「やっと起きてきた。

早くご飯食べてしまいなさい」

「うーぃ」


久しぶりにニュースとかみたなぁ。

席に座り、朝食をとる。

納豆ご飯。美味しい。


「今日は学校何時まで?」

「ん?んー、たしか、5時だったはず」

「そう。晩御飯はいるのね?」

「食べるー」


半分寝ている頭で会話し、ご飯を咀嚼する。

やっぱり、

納豆ご飯はめんつゆとマヨネーズにかぎるな。

うまうま。


「ご馳走さまでした」


現在8:30分

食器を片付けながらこの後の事を考える。

後は、鞄持って、靴はいて、日光の下に出るのかぁ。

ふぁー、つらっ…。


「私はもう仕事行くから!ちゃんと行きなよ!」

「はーい。いてらーー」


母さんを見送り、トイレをすませる。

もうそろそろ行かないとなぁ。


鞄を持ち、靴をはき、

誰もいなくなった家を背に


「行ってきます」


扉を開け、目映い光に目を細める。

目がなれてきた頃、視界に映るのは見慣れた道…、

ではなく、


何処までも白い、白い世界だった。




どして???





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ