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18-1.ドライブデート

お待たせ致しましたー






 *・*・*










 八岐大蛇(ヤマタノオロチ)の件はあるが。


 今日は、デートをしようと笑也(えみや)に誘われて。


 一度自宅に戻ってから、シャワーを浴びて身支度を整えて。


 咲夜(さくや)羅衣鬼(らいき)を身体に宿してから、再び笑也の部屋に向かう。


 笑也も身綺麗にしてきたせいか、いつもよりまぶしく見えた。昨夜のパーティーでもだが、彼は磨くとさらにまぶしくなるんだなと覚えておくことにした。



「可愛いよ?」



 (みのり)が着くなり、さらっと褒めてくれるのだから、心臓に悪い。



「笑也さんも素敵です」



 お返しではないが、正直に告げると。笑也は少し顔を赤くしてから、髪を軽く掻いた。


 とりあえず、行こうと手を繋いでマンションを出ることにした。一階の受付フロアでは、(たくみ)が二人を見るなり、ニヤニヤしてきたが。



「おはようさん」

「おはようございます! あの……佐和(さわ)ちゃんは?」

「俺んとこのベッドで寝てるわ。一応、式神が見張っとってくれてる」

「しきがみ??」

「使い魔、みたいなもんや」



 とにかく、まだ佐和は目が覚めていないらしい。少し大丈夫かと心配になったが、巧に髪をくしゃくしゃと撫でられた。



「?」

「心配せんでも、ちょぉ、疲れただけや。安心し?」

「……はい」

「じゃ、行ってくるから」

「おう」



 そして、駐車場に向かい。まだ一度しか乗っていなかった笑也の車に乗せてもらい。


 しばらくは、ドライブデートだと、彼は車を走らせた。



「お腹空いてるでしょ?」



 少し経ってから、笑也がそう言うと。


 車内に、穫の腹の音が響いたのだった。



「……はい」

「美味しいパンケーキの店があるんだ。そこの店長が友人だから、紹介させて?」

「パンケーキですか!」

「うん。ふわふわのスフレパンケーキ。穫ちゃんも気にいると思うよ?」

「わあ!」



 誕生日パーティー後の、笑也とのドライブデート。


 きっと、素敵なものになるだろうと穫はわくわくするのだった。


次回は木曜日〜

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