表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
128/168

25-1.次の狙い(???視点)

お待たせ致しましたー






 *・*・*(???視点)









 (わら)え、嗤え。


 唄えや、唄え。


 (みのり)との繋がりがまだ途切れていない今なら、地獄で復活を待っていた甲斐もあった。


 夢路を通じて。


 魂に揺さぶりをかけて。


 穫だけでなく、十束(とつかの)(つるぎ)をこの手に、我が手に。


 剣があれば、草薙(くさなぎ)よりも強大な力を得られる。穫を、妻に迎え入れる事も可能だ。


 達川(たちかわ)の次期当主にだなんて、渡さない。



『穫は……僕のものだ。彼女が幼い時に先に約束したのは、僕が先なんだから!!』



 羅衣鬼(らいき)と言う、あの小さな存在でしかなかった雑鬼と同じように、小さな存在でしか復活出来ていなかった頃とは違う。


 だから、ずっと待っていた。


 呪怨のせいで、だんだんと近づけ無くなってしまったが今は違う。


 呪怨は阿鼻地獄に堕ちたのだから、二度と穫には近づけない。


 だからこそ、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)の尾は向かう。


 穫を苦しめていた、穫に近づけなくさせていた、あの忌々しい呪怨を取り込んでやろう。


 そう思い立った尾は、魂の形状を最小限にしてから阿鼻地獄まで飛んで行ったのだ。

次回は火曜日〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ