表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

昼夜逆転の怪

作者: 神名代洸
掲載日:2018/09/05

もう何年もこの生活を続けてる…。

昼夜逆転の生活を。

夜起きて朝寝る。

でもこの時期は蒸し暑いからね〜。エアコンどうしてもつけちゃう。

昼間は昼間で家族がつけるからもうつけっぱなしかなぁ〜。

この時あった体験をお話ししようと思う。




僕はニートだ。

よく言う引きこもり。

学生時代に病気がわかり、それ以降学校にも行かず就職もしていない。

20代も前半になってまずいなとは思うんだけど、街中に出たいとは思わないのだ。

人が怖い。

でもね?ペットは猫が2匹いるんだ。

メスとオス。

可愛くて仕方がないんだ。


その猫が擦り寄って来ると心がポカポカしてくる。

そしていつもの様に擦り寄って来るはずの猫たちが今日は擦り寄って来ない。と言うか、同じ部屋にいないのだ。

普段ならこの時間はお昼寝タイムと称して僕のそばで眠るのに…。

僕は重い腰を上げて、猫たちを探すことにした。






いた!



すぐ隣の部屋で2匹が丸まって寝ていたのだ。

こっそり近寄って背中をさすろうとしたらパッと目が覚めて僕を威嚇し出した。

何でだ?

分からない。


仕方がないから今日は諦めたよ。

でもね?1日2日とたっても何も変わらないことから何か違うんだろうと思うようになった。

服装は…いつもと変わらない。他には…食べ物もいつもと同じだ。

じゃあ何?

何かあったっけ?……あっ!そう言えば数日前の夜に車の事故現場を通ったっけ。

一台残されていて、その車がぺしゃんこだったことを覚えていた。

思い当たるのはそれしかない。

でもそれが何だって言うんだ?



確か…運転していた片方は即死だった気がする。

現場検証なんかもやってたし。

お巡りさんが何人も来てたっけ。

パトカーも三台来てたからよっぽどなんだろう。

僕はその横を素通りしていたのだ。

別に僕だけじゃない。他にも何台もの車が通過していたから問題なかったはず。

まさか…ついてきた…とか??

まさか…ね。

僕は霊感がある。

それは見えるから確かなんだろう。

親には話しているが、果たして信じてもらえてるのかどうか…怪しい。

でも、自宅にもいろんな霊が現れるのも事実。

一時期は怖くて1人で他の部屋に行くこともできなかったほど。

なぜそんな話をするのかって?

体験したものにしかこの恐怖はわからないだろうから…。



話を元に戻そう。

動物はいろんなものに敏感なようで、地震などにも反応するらしい。うちの子たちは無反応なのだが。(神経が図太いのか?)

けど霊に反応するとは思わなかった。


どうしたものかと悩んでしまったのだが、どうしようもないことはわかっていた。

でね?部屋の四隅に盛り塩を盛って南無阿弥陀仏と唱えたらね?肩が軽くなった気がしたんだ。

もしかして…そう思った僕は猫達の元へ。

するとどうだろう…。

擦り寄ってくるではないか。

もしかして霊が消えた?もしくは僕から離れたか?

有り難い。

僕は猫達が好きだったからだ。

でもね?

一度そんなことがあるとまたありそうだと思わないか?そう、あったんだ。



僕が寝ている部屋は応接間。

本来はお客が来るべき部屋。

そこに僕は1人で寝てる。

猫達も一緒だけどね。




足元がなぜかひやりとしたのは夜中だった。

半分寝ぼけ眼だったから気のせいだとばかり…。

でもね?違ったんだ。

昼間でも同じ事が起きたんだ。

何気に布団をめくるとそこには手だけが見えた。

ビックリしたよ。

思わず叫んでしまったほど。

部屋の四隅を見ると盛り塩はあった。でも崩れていたんだ。多分原因は猫達だろう。

高い場所に盛っておいたはずだったんだが、その高い場所にどうやら上り込んだようだ。

1つが見事に崩れていた。


怖いのなんのって。

あんなにはっきり手だけを見たのは初めてかもしれない。

今までいろんな霊を見てきたけど、みんな体が透けて見えている程度だったから。

気持ちが悪くなった僕は流しへ駆け込み吐いた。

そして口をゆすいで振り向くとそこには…、何もいなかった。

そう、消えてしまっていたのだ。

でも慌てて僕はすぐに盛り塩を作り、猫達がのらないようにそこへの道を封鎖したんだ。

これでもう怖い目には合わないだろう。

正直ホッとしたよ。

まじ怖かったからね。

こんな体験などとしたくないやと思いそれ以来事故現場は通らない道を使って毎日を過ごしている。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ