先生の 1
回覧ありがとうございます!!!
初投稿で緊張しております!!!!!
柴田淘汰32歳、独身。
何回か近くの学校を転々としてきたが、
今はこの瀬田高校で働いている。
七瀬「先生。」
呼び止められて振り向くと
たった今授業を終えてきたクラスの生徒、
七瀬利己さんだった。
七瀬「お忙しいところ恐れ入ります。
2組の明日の国語の準備物を
お伺いしたいのですが、
お時間よろしいでしょうか?」
と、馬鹿丁寧な言葉で話しかけられる。
もっともこの子に対して馬鹿なんて言葉を使うと
他の先生に怒られてしまいそうなのだが
柴田「いいよ。明日は―」
七瀬「ありがとうございます。
クラスにお伝えさせていただきます。」
ぺこりと頭をさげられる。
柴田「いーえ。クラスの係も毎回大変だね。」
七瀬さんは二秒ほど考えてから
七瀬「委員会に入るよりは楽ですので。」
と冷静に言った。
どれか教科を決めて、
毎回次の準備物を聞きにいかないといけない係と、
それぞれ面倒な仕事があるうえに
月1で放課後の集会に行かなければならない委員会。
この学校では、というかどこの学校でもそうだが
どちらかには所属するよう義務付けられている。
それもそうだね
なんて適当に相槌を打って去ろうとすると
「明日ほしまるスーパーで朝の特売があるんです。
ご存知ですか?」
なんて一転した話を投げかけられた。