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タクティカル☆魔法少女  作者: イズミ イクサ
魔法少女 推☆参
7/9

魔法少女 推☆参 はじめに

 夜明けの日差しを背に一人の少女が始発列車を待っていた。


 首都・東京。

 この街に蠢く人の群、

 おびただしい数の苦渋の山。


 ――――そんなもの、今の少女に興味は無い。


 ここはビルの屋上、

 今しがた吸血鬼が自決を図った地点である。


「ねえ、見まして?」


 そう少女が呟いた。

 桜色の和装を身に纏い、乱れぬ黒髪を桃色の帯が一束に上げている。

 革製のブーツが死体を踏む。


 旧く、骨董品めいた拳銃を握りながら。

 名を二十六年式拳銃。旧帝国陸軍が配備した、逸品である。

 製造から既に百年以上が経過し、その名は最早伝説の域に到達している。


 宿る魂は気高く、大和を誇った。


「はい、見ましたよ。――――お嬢様」


 二十六年式拳銃が落ち着いた声で答えた。


「薄汚い埃まみれのゴキブリ娘、ほんとうの誇りを見せてあげます」


 その決然とした魂が、眼下の少女を許さない。

 耳を搗く下品な機関銃の音、西洋かぶれの衣装に、東洋魔術。


 そんな殺す為だけの人間に意味は無い。


「いきますわよ――――、フタロク!」


 殺さなければ。

 少女が跳躍した。


 

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