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第六十二話 激しい殺意

みんな俺の敵だ。


敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ。







邪魔ばかりする。


たしかに俺の行動は非人道的なのかもしれない。



だが、何故睡眠薬で眠らせてまで俺の武器を奪う。

俺の苦労を何も知らないで。


このままじゃ俺の悪夢は覚めないままだ。


みんなの言ってる事は正しい。

正しい?

自分の正義を勝手にふりかざしているだけだ。

俺は俺の正義を貫く。


静香や御堂さん、しゅうちゃん、修二。

あいつらは自分の正しいと思った事をしてる。

俺も自分の正しいと思った事をする。




もう決めた。




俺はアレを殺す。その為に今日まで生きてきたんだ。

もうくだらないこだわりなんてやめだ。


殺す。殺す。絶対殺す。



アレが死んで全部終わるんだ。









俺は走った。

すでに辺りは夕闇が包み始め、コオロギの鳴き声が聞こえ始める。


あいつの居場所はだいたいわかる。

まぁこの時間帯なら間違いなく家だろうな。


もう十分お前も生きたろう。

今、俺が殺してあげるから。

母さん待ってて、すぐ終わるから。

せめて苦しまないように殺してあげるから。


これで悪夢から開放されるんだ。

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