イモウト!
わたしの名前は藤堂カナタ。この四月から高校生になった女の子です。
世界で一番大好きなのはお兄ちゃんだって、胸を張って言える。
だからね、わたし……お兄ちゃんを追っかけて全寮制の男子校に入学しちゃった★
学校ではわたしが女の子だってばれないか、常にドキドキなの。
理事長子息のカッコイイ生徒会長や、クラスメートのクオーターな彼。色気たっぷりな先生とかっ!
お兄ちゃん、カナタ、どうすればいいのっ!?
……
「なぁ、コレはなんだ?」
「何って、この物語のあらすじだろう?」
「どこがっ!
どう考えたって、お前がこんな乙女な訳がないだろ!」
「やだなぁ、ボクだって立派な女の子だよ?
攻めの対義語を聞かれて、受けって答えちゃう程度には」
「意味わかんないから!」
改めて、
この物語は、「平凡」な俺と「非凡」な妹。
それから、友人たちと繰り広げる男子校の日常である。
……きっと。
※ モバゲーの小説機能に投稿した作品の、転載です。
世界で一番大好きなのはお兄ちゃんだって、胸を張って言える。
だからね、わたし……お兄ちゃんを追っかけて全寮制の男子校に入学しちゃった★
学校ではわたしが女の子だってばれないか、常にドキドキなの。
理事長子息のカッコイイ生徒会長や、クラスメートのクオーターな彼。色気たっぷりな先生とかっ!
お兄ちゃん、カナタ、どうすればいいのっ!?
……
「なぁ、コレはなんだ?」
「何って、この物語のあらすじだろう?」
「どこがっ!
どう考えたって、お前がこんな乙女な訳がないだろ!」
「やだなぁ、ボクだって立派な女の子だよ?
攻めの対義語を聞かれて、受けって答えちゃう程度には」
「意味わかんないから!」
改めて、
この物語は、「平凡」な俺と「非凡」な妹。
それから、友人たちと繰り広げる男子校の日常である。
……きっと。
※ モバゲーの小説機能に投稿した作品の、転載です。
壱。 平凡という字を辞書でひいてみた。そこになぜか自分の名前が書かれていて見事凹んだ俺、万歳。
2011/10/07 11:08
弐。 入学式って恋が芽生えるイベントだよね。わっ、きゃっ。みたいな突発的イベントが……って、ここは男子校。
2011/10/07 11:11
参。 妹よ、何があったのかお兄ちゃんに話してごらん。え? あ、うん。…………ごめん、それは俺の理解の範疇外だ。
2011/10/07 11:12
四。 いわゆる嵐の前の静けさってやつは、本当なら日常となるべきものだと俺は主張したい。コレが日常なんて俺は嫌だ。
2011/10/07 11:15
五。 異世界への入口って最近じゃ水洗トイレってのもあるけど、やっぱりドアだよね。未来から来たタヌキ型ロボットのアイテムみたいにさ。
2011/10/07 11:17
六。 勇者よ、覚悟を決めよ! ……って、俺は勇者ですらない。村人Aが良いトコなのに。どうしてこんなことに!?
2011/10/07 11:22
『あとがき』に代えて(座談会)
2011/10/07 11:32