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第七幕 「私と腹黒メイドと二人っきりのデート」

 私はバランスを崩しそうになりながらも、綺麗に

ターンする事が出来た。まあ一応合格点ですね、と

アルカ=レアンが偉そうに言ってくる。

 ちょっとムッとなったが、アルカの態度はいつも通り

なので気にしないことにした。

 しかし、気になるのは腹黒メイド、リルカの視線である。

何かを訴えかけたいかのように私を見つめている。

 何だろう。アルカと話しているのが気に食わないのかな?

「リルカ、どうかした?」

「……い、です」

「ん?」

 ちなみに、今私たちは三人っきりである。

他のメイド達は他の仕事をしているのだろう。

 私つきのメイドと執事は一人ずつだし。

「アルカばっかりずるいです!! 私も、フィアと一緒に

出かけたい……」

 うるるとかわいらしく目を潤ませるリルカ。

まあ多分嘘泣きだろうけど、彼女の腹黒さを分かっている私にも

胸がちくりとなるくらいの涙目だった。

 アルカはつまらなそうにこっちを睨んでいるが。

「な、泣くなよ……」

 リルカが嘘泣きしているのか、本当に泣いているのかは

私にはわからない。私には嘘を見抜く力はないのだ。

 認めたくはないが相当に鈍いみたいだし。

「じゃあ私と出掛けてください」

「わ、分かった出かけるよ!」

 アルカがチッと舌打ちした。何でだろうか。

ちらりと様子をうかがうが、なんとも胡散臭い

笑顔を浮かべるだけだった。

 こうして、私と腹黒メイド・リルカは、朝早くから

出かける事となったのだった――。


 私とリルカは着替えた後街へと繰り出した。

私はいつもの男爵令息にふさわしい恰好、リルカは

お嬢様のようなかわいらしいワンピース姿だ。

 隣で微笑んでいるのを見ると、本当にかわいらしい

少女にしか見えない。――外見はともかく、中身はかなり

真っ黒くろのはずなのに。

「――フィア」

 やばっ。リルカの声が低くなった!

慌てて愛想笑いをする私をリルカが睨んでいる。

 これさえなければ本当に愛らしい娘なんだけどね。

「何か、私の悪口的な事を考えませんでしたか?」

「な、何もカンガテナイヨ~」

 慌てて愛想笑いをする私。リルカはじいっとそんな

私を睨んでいたが、まあいいでしょうとどこか偉そうに

言うと私の腕を掴んだ。

「――アイスクリーム」

「へ?」

「アイスクリーム、買ってくれたら許して上げます」

 そういえばリルカの小さい頃の好物はアイスクリームだった。

今も好きだったのか、と思うとちょっと微笑ましくなる。

「分かったよ、買ってくる、何がいい?」

「バニラでお願いします」

 そうだった。リルカは特にバニラが大好きだったのだ。

アイスを買い与えると、子供のようにペロペロとなめて

美味しそうに食べている。

 買ってあげて本当によかった。

二人っきりのお出かけは結構楽しかった。

 ホラーハウスに無理やり入らされたのは閉口されたけど、

リルカは最初は黒い笑顔を浮かべていたが、その後は可愛らしく

笑いながら本当のデートのように過ごした。

 私もかなり楽しめたし、アイスを交換して食べたりクレープを

頬ぼったりしたからそれなりに楽しかった。

 ただ、リルカが何故かべったり私にひっついてきていたのが

非常に気になるけれど……。

 私は全く気がつかなかったけれど、アルカが私と彼女の

デートを見張っていた事をリルカに聞かされるのまだまだ

遠い未来だったりする。

 リルカが私に抱きついていたのは彼に当てつけての

事だったのだった。私は、アルカの追跡に全く気が

つかなかったんだけどね――。



 今度はリルカとフィアのデートです。

って女同士なんですけどね。

 実はアルカがこっそりついて来て

いました。更新が遅くなってしまって

すみません。ただいまスランプ突入

中です。あ、でもいろいろな本を

借りてネタを集めているので

これからもがんばります。

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