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野菜たちの主張  作者: 西玉
その他の野菜編

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14/26

キャベツ2 春キャベツ2026

 2026年は、畝の上でのんびり歩いている土蜘蛛の多さから、種は全て直播にすることにした。

 3月に入ってキャベツを植えた。


 元気に芽を出した。発芽していない場所に追加した。

 想定通り、虫には襲われていない。毎年セルトレイで育てているが、それより健康そうに見える。


 4月下旬、畝がかなり草に覆われてきたので、残った種を持ってキャベツを覗いた。

 発芽して1月半ぐらい経つ割に、小さく感じた。


 草が日を隠してしまっているようなので、草を刈って転がした。

 芽が出ていない場所を見つめた。

 発芽しなかったのだろうか。残った種を植え直す。まだ間に合うと思った。


 隣も芽がない。その隣も芽がない。

 小さな草の芽が生えているが、どうやらキャベツではない。

 小さな草はむしっていく。流石に、この競合はキャベツがかわいそうだ。


 そこで気づいた。

 葉がない、茎だけのものが何か生えている。

 そのとなりでも、同じことが起こっていた。


 どうやら、茎だけ残して虫に食べられてしまったらしい。

 種を追加したが、元々残りを余らせるよりは、ちょうど使い切ろうと思って準備していた。使い果たした。


 全て、そんな感じだろうか。

 不安に思い、種はなくとも草を刈って日光を確保した。

 すると、全滅にはいたらず、そこそこ生き延びていることがわかった。


 4月の終わりにまだ子葉状態なのは気になるが、肥料を与えていないのでそんなこともあるだろう。

 割合的には、6割ほどが生き残っていた。


 もともと、100%は望んでいない。

 いくつかが収穫までいけば上出来だ。

 まだ小さい。


 本当に、収穫できだろうか。

 去年、苗で植えたキャベツは、一年居座った。


 キャベツの健闘を祈りつつ、同じ畝で緑肥がわりに植えておいたソラマメが収穫可能な状態になっていたので、持ち帰った。

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