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令和の海援隊  作者: 藤木秀哉
雌伏の10年間
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至福の病院生活

 ボクの総合病院での生活は穏やかそのものだった。中毒症状を緩和するために、看護師さんから、とにかくお茶を飲むように勧められた。食事は、2つのメニューから1つを選ぶ選択食が充実していて、デザートも生のオレンジやメロンが出るなど、全く文句の言いようがなく、満足していた。

 都立病院のせいか看護師さんの数も多く手厚く面倒をみてもらえた。主治医も気さくな人だった。

「何でも食べたいものがあったら、言ってください。メニューに反映しますから」

と、回診の度に食事の嗜好を聞いてくれた。師長さんも穏やかな人で、売店に行きたいという要望を何度も叶えてくれた。

 何でもこの病院は、メンタル系の総合病院としては、日本で一番古い歴史を持っているとのことだった。

 病院で2週間も過ごしている内に、仲間という感じの人も二人できた。一人は、30台の人でアルコールで全てを失ったと言うのが、口癖の人だった。もう一人は、60台の方で、この人もアルコール柄みの人だった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 生のオレンジやメロンが出る病院なんて今のいままでお目にかかった事が無いのでそんな病気があるなら今すぐ転院したいぐらいです。
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