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令和の海援隊  作者: 藤木秀哉
雌伏の10年間
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病院暮らし

 ボクの財布に15年間お世話になっていた病院の診察券が入っていたためか、意識不明のボクは東村山の青葉病院に運ばれたようだ。何故なら、全て、後で聞いた話で、ボク自身は何も覚えていなかったからだ。意識が戻ったのは、世田谷区にある総合病院でだった。これも後で聞いた話になるが、とある薬の中毒に加えて、肺炎も患っており、クリスマスイブに青葉病院から総合病院に転院したということだった。総合病院の内科病棟に収容されていて、青葉病院の大林先生の計らいで、生活保護の内、緊急保護に該当するものに認定されていたらしい。

 身一つで行き倒れになったから、その緊急保護のお金で、看護師さんたちが、ボクの着替えやら歯磨きセットそれに小さな電気シェーバーを購入していてくれた。かくして、ボクの計半年近くの病院暮らしが始まった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 主人公の想いがよく伝わってきた。 [気になる点] 中央官庁での子供じみたイジメとその後の塾講師に生き方がこのような生き方をしている人もいるんだと羨ましさ半分、同情半分で読み進めた。 [一言…
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