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令和の海援隊  作者: 藤木秀哉
雌伏の10年間
18/18

35周年

今から35年前の6月15日にボクはS新聞社にいた。留学前のご挨拶を世界的に著名な哲学者であり社会活動家であり偉大な教育者である先生にさせて頂いた。その席には先輩1人とボクの同期も同席していた。遠くのほうから先生がいろんな方に「ありがとう」と感謝している声が聞こえてきた。

秘書と思しき人が先生の耳元に何かを耳打ちすると、先生は、ボク達3人を見ながらこう仰った。

「将来の外務大臣だな」

その瞬間、場の空気は一変した。

あれから今日で35年の月日が経った。先輩は功なり遂げて国連次席大使を勤め、ボクの同期はオーストラリアで総領事をしている。

ボクはというと、障害年金を貰いながら細々と塾講師をしている。来年春、通信制の大学に入学して日本語講師の資格取得を夢見ながら。

3人3様の人生を歩んでいるが、恩師がボク達3人に与えて下さった希望の激励の一言は今もボクの耳朶に鮮やかに残っている。

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