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令和の海援隊  作者: 藤木秀哉
雌伏の10年間
15/18

日本の右傾化

 かつて中曽根首相(故人)が「不沈空母発言」をした時、世論からは轟々たる批判の声が挙がった。一説には、通訳の誤訳とも言うがここでは置いておこう。世は移り、平成から令和になると「日米同盟」と言うワードはマスコミでもごく普通に使われるようになった。

 かつて一定の勢力を誇っていた護憲派の旧社会党が消滅同然となり、現社会民主党はわずかな議席を死守していることとなった。

 簡潔に言えば、日本から左翼がなくなり、社会全体が右にズレ、中道勢力も右にズレた結果、日本で自衛隊違憲論を唱えるのは、共産党ぐらいになってしまった。

 昔も今もいわゆる「日米同盟」が日本外交の要であることに変わりはない。筆者の中学校の社会の先生が語っていた言葉が脳裏に浮かぶ。敢えて誤解を恐れずにその言葉を引用すれば、「日本はアングロサクソンと同盟している時は安泰である。独自路線を歩むと危ない」。ご批判はあろうが、かつての日英同盟、そして今の「日米同盟」を想起して、中学生ながら納得したものだった。

 しかし、アジア諸国の眼は常に念頭に置いておかなければなるまい。地政学的に、日本は歴史上、常に極めて難しい外交的舵取りを強いられてきたのだから。

 中国、北朝鮮、ロシアが隣国である以上、今後も難しい外交を求められるであろうが、右傾化しているという事実は心のどこかに置いておかなければならないと危惧するのは筆者だけだろうか?


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