第40話 虚無
投稿が遅くなり、すみませんでした。
何度も書き直したりして遅くなりました。
今回の話、楽しんで頂けると嬉しいです。
ギルドの中がメインの話です。女子会もいよいよ決行します!!
「「「おっそーいっっ!!!!!! 」」」
ギルドの前には、不機嫌なエルザ、カレンさん、レツさんと苦笑いのザイさんが待っていてくれた。
「すまん、わしのせいで遅れたんじゃ。機嫌なおしてくれんかのぅ?? 」
タッカさんが、深々と頭を下げる。あわてて皆が頭を下げだした。皆で、のんびりしていたんだし当然、連帯責任でしょう??
同罪!! 同罪!!!!
「ここで、騒いだら余計遅くなるからとりあえず先に行くよ?? 」
スタスタとギルドの中に入って行く華と幸灯。それに続いてニコニコしながら入っていくテンさん。
こちらをチラ見しながら空まで!!!!
残ったのはタッカさんとスーザさん、私の三人。
皆、謝ってから行ってよっ!!!!!
感じ悪すぎでしょうよぉぉぉっっ!!!!!
「華の言うとおりだな。後で美味しいものご馳走して貰うからねっ!!!!!! 」
待ってよーっと言いながら華を追いかけエルザも小走りで中に入って行く。
「まあ、皆さん反省してますし我々も行きましょう?? お二方も、遅れちゃいますし…。ねっ?? 」
ザイさん、ナイスフォロー!!!!
「茶会の菓子、2倍で手を打つ。」
カレンさんは、ぼそりと呟きカツカツと靴を鳴らしながら通りすぎていく。
「3倍でも良いですよ?? せっかくの女子会ですもの。ゆっくりしましょうよ。」
レツさんの屈託の無い笑声も通りすぎていく。
「と…とりあえず行きましょうよ。ね?? お三方も…。」
ザイさんのおかげで、時雨達もようやくギルドの中へ入ることが出来た。
「余分に金貨持ってきて良かった…。 あんた、持ち合わせは足りそうかい?? 」
スーザさんが、タッカさんにぼそっと話した。
「んー、正直ギリギリだわぃ。ついでに解体して貰おうとしてたのが幸い。マジックバッグに魔物何体か入れといて良かったぞぃ。」
『わしは先に解体頼んで来るから、時雨さんとスーザはアベルの所へ行っててくれぃ!! 』
タッカさんはひそひそとスーザさんに伝え、急ぎ足でギルドへ入って行く。
足りるかなぁ…。漠然と自分の懐具合が不安になりながら財布の入ったバッグを見つめギルドに入った。
ザッハのギルドは、酒場と食堂もかねているからか案外広い。1階は食堂とバー。依頼受付をするカウンターの横には大きな掲示板があり筋肉ムキムキの冒険者達が依頼の品定めをしている。
ランクごとに依頼が分かれていて中ランクが一番手堅い依頼金が多く、討伐や護衛は勿論だが魔具やポーション等の作成もある。高ランクは、貴族からの特殊な依頼や詳しくはギルドマスターまでと記載されている秘匿のものが多く数は少ないが依頼金が高い。低ランクは、数は多いが依頼金も低く採取する依頼が多い。
中ランクの掲示板には、いかにも冒険者ですという服装の人達が群がっている。
受付カウンターの奥は買取カウンターがあり、獣臭と薬草等の独特な匂いがする。奥に倉庫もあり、魔物の解体等も行っているようだ。
2階は、ギルドマスター、副ギルドマスターの部屋があり従業員と高ランク冒険者しか出入りできないようになっている。
今回はギルドマスターからの呼び出しなので、そのまま2階へと案内される。何事だとギルドにいる人々の視線を浴びるが心を『無』にして部屋へ向かう。
受付のお姉さんがコンコンと扉をノックした。
「ギルドマスター、皆様お連れしました。」
『はーい。』
中から返事が聞こえたので、部屋へ通されるが中にはソファーに寝転がったまま眠る声の主がいた。
「ギルドマスター、また適当に返事して…。 すみません、空いた席におすわり下さい。」
なれた様子でギルドマスターを揺すり起こす。
ギルドマスターは、ガバッと飛び起きると皆をみて照れくさそうにしている。
受付のお姉さんはペコリと一礼して何事も無かったように部屋を出ていった。
残されたギルドマスターはと言うと隈と寝癖が…。
「ごめんね…。皆、来るのはやくない?? ふぁぁぁっ…。何か考えがまとまらない……。忙しくってつい寝ちゃっててごめんね?? 」
ザイさんは、苦笑い。
「アベル、とりあえず顔洗ってこい。俺達の聞き取りは、すぐ終わらせて帰って眠った方がいい。隈が凄すぎるぞ。」
ザイさんもなれているようで、ギルドマスターのアベルさんにタオルを渡す。
「んー、すまん。皆さん見苦しい所見せて申し訳ないが、もう少しお待ち下さい。」
トントンと1階までかけ下りる音が聞こえるが、だんだんと遠退いていく。
「大変なんだね。アベルさん、俺達の事で忙しかったんだ…。」
空が、アベルさんの出ていったドアを見つめながら労りと尊敬がこもった声で話すが、
「全く…。寿命が短い生き物なのに時間の感覚が無いのぅ。 自分を大事にしないなんて変わり者、あやつと人間ぐらいよ。 相当な愚か者ぞ。」
あきれたようにカレンさんが話し出した。




