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第31話 休日

「ただいまー!!」

返事はないのについ、言ってしまうよね……。

お腹は空いているが、食事をつくる元気もない。

皆も疲れ過ぎたのか荷物をおろすとだらけてしまう。冷蔵庫を開けると野菜も肉も中途半端に少量づつ残っている。缶詰め等の保管棚にコーンの缶詰めがある。後は何かないかなと見てみると、買い置きしていた即席袋麺!! ◯◯一番の味噌!! 懐かしくてたまーに食べたくなる定番の美味しさ。

夕飯これでいこう!! 楽させてもらうねー。

鼻唄を歌いながら人参、玉ねぎ、キャベツをザクザク切っていく。モヤシも洗って、コーン缶は水気を切る。豚肉は塩胡椒をふってから片栗粉をまぶす。小口切りのネギも準備しよう。

大きめの鍋に分量の水をいれて沸騰するまで待つ。その間にもうひとつのコンロで野菜炒めを一気につくる。

「何をつくるのですか?? 」

ひょっこりと背後からテンさんの声……。

いやいや、あり得ないでしょ。

振り替えると、創造神様いました…。

「何で、テンさんいるんですか!? 」

幸灯もさすがに驚いたようでついつい、大きな声になる。

テンさんは、悪びれもせず、にこやかな笑顔……。

「だって即席袋麺って私、食べたことないんですよ?? 部下達は食べたことあるようなのですが……。しばらくは、お休みですし何事も経験!! 食べてみたかったのでついてきちゃいました。」

幸灯もさすがに、神様に出す物じゃないのでどうしたものかと言葉に詰まっていた。

「『ついてきちゃいました!! 』じゃないですよー!! 神様にお供え出来る物ではないですから絶対!! 色々な神様に怒られます!! 」

変わりに言い返してみたが、こたえていない。

「1番偉い私が良いと言っているんです!! お願いしますよー!! 」

テンさん、よほど食べてみたかったんだろうな。

気持ちはわからなくもないので今回だけ作ってあげることにした。麺をゆでて火を止める。止めてから粉末スープを入れ溶け残りがないよう溶かしたら、器に盛り野菜炒めを乗せて完成だ。

伸びないうちに食べたいので、急いで食卓の上に運ぶ。

「皆!! ご飯出来たよー!!!! 食べようよ!!! 」

皆、空腹に勝てず素早く席に着く。テンさん……。子供達より目がキラキラしている……。

「それじゃあ、皆手を合わせて……。」

「「「「「いただきます!!! 」」」」」

熱々で美味しいー!! 野菜炒めもしゃきしゃきした歯応えで丁度良いし、肉も炒めすぎて固くならないようにしたのでパサパサしてない!!

いつもより美味しいー。テンさんは、夢中で食べている。

「この、コシのない麺が癖になりそうな味ですね。面白い食感…。」

この◯◯一番は、出来たてをすぐ食べるのが美味しいよね!!

本当は、半熟のポーチドエッグもいれたかったけど

今回はあえて無しで!!

テンさん、喜んでくれて良かったけど佐東家では疲れきっている時の非常食みたいなものでお助けご飯だからいつでも食べれる訳じゃないからね?? たまに食べる特別な味だからこそ美味しく感じるんだからね??

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