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第27話 嵐の前の静寂

前回のミスのお詫びに、今回多めに載せます!

楽しんでくれると嬉しいです!

「スーザ!!! うおぉぉぉぉぉぉーん!!!! 」

タッカさんの野太い鳴き声が響きわたる。

ドーウさんの工房にスーザさん達が襲われて瀕死の状態だと連絡が入り、ドーウさんの無敵の武具で完全武装して助けに来たようで微力??(強力??)ながら幸灯と空も敵を完膚無きまで叩き潰すために乗り込んだのだと言う。

まあ、情報の間違いもあり空振りに終わったのだが……。

「スーザ!! わしはお前がおらんとダメなんじゃー!!! 無事で良かったぞぃ……。ホント、先に置いていくのは絶対に許さんぞぃ……」

スーザさんにしがみついて、涙と鼻水で顔中グシャグシャにしながら大泣きしている。

スーザさんは、優しく抱き締め背中をさすり、困り顔で照れ臭そうな様子だ。いやあ、愛だねぇ。

「本当に、無事で良かった……。」

ドーウさんも、ホッとしたせいか涙を静かに流している。改めてみると、ドーウ印の凄い防具だ。希少鉱物をつかって無駄にギラギラしている。只どれも匠の一級品だ。

独特なお香のような香りが漂う、香りに促され振り向くとキセルを咥えたカレンさんがほぅっと息を吐く。

「感動の再開を邪魔して悪いが、吹き飛んだドアは誰が直すんだい??」

カレンさん、青筋たってる……。じっと見つめているとギロリとにらまれる。

「信じた訳じゃないが、スーザを守った事だけは礼を言う。だが、店を吹き飛ばす奴を信じろと言うのは無理な話。直したとて、善人の証拠は無い。」

言い終わると興味を無くしたのか、店へ戻っていった。まるで、猫のようだ。

「女王は、素直じゃないねぇ。時雨さんと幸灯さんも気を悪くしないでおくれ。カレンは、慣れるまで時間がかかるのさ。まぁ、自分が興味津々な相手なら別のようだけどねぇ?」

スーザさんが、テンさんを見つめる。

「これは、失礼しましたマダムスーザ。私はテンと申します。彼らは、部下のウニとイリ。ウニとイリからドワーフの皆さんとは以前お会いした事があると聞いております。私は、佐東家の皆さんとは友人ですので今後も、宜しくお願いします。」

テンさんは、ペコリと頭を下げた。

ドワーフの皆さんは、ポカンとしている。

「ドーウ、お前あの獣人達と会ったことがあるのか? わしは、無いぞ……????」

「お前もか? 客でもいなかったと思うが……。スーザの知り合いか? 」

腕組みしながら、スーザさんも首をかしげる。

「あんな美形、知り合いにいないよ? エルザの友達かねえ? 」

「私は、全く心当たり無いよ????」

エルザは顔を真っ赤にしてうつ向く。

だんだん、ドワーフ達がざわつく。

華が、テンさんの近くにスタスタと歩いていき耳打ちをした。

テンさんは、はっとした表情をしたあとゴホンと咳をした。エルザだけ華の方に行くように話をするとスタスタと華の近くに座り込む。

「皆さんはこちらへ来ていただけますか??? 」

テンさんが手招きをすると、ドタドタとテンさんのそばに行く。小声で『ケットシー』と言う単語が聞こえる。

皆、驚いて今度は私のそばに来て小声で質問してきた。

「時雨さん、あんたの魔法なのかい??? 彼らがあの時のケットシー???? 」

「魔法ではありませんが、彼らの正体はテンさんから聞いたとおりです。」

皆さん、固まってしまった。

「本当なんじゃな? もう、わしら何を聞いても驚かんぞい。あんたの正体も聞くことはせんからわしらには正直に話してくれよ?? 」


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