第20話 愛嬌最強
いつも読んで頂きありがとうございます。
今回は少し本編に戻ります。華や空、幸灯sideの話も途中入ると思いますが楽しんで頂ければ嬉しいです。
「はやく!!はやく!!」
涼しい顔立ちのイケメンの笑顔、更に猫耳は破壊力が凄すぎる。
ウニ、人間だったなら何人の女の子を再起不能にすることか…。
「にいぃーさーんっ!!待ってー!!」
イリ、あんたも色素薄目の柔らか笑顔と儚げな色気駄々漏れ!!ただ息切れしてるだけなのに、なんで無駄に艶やかなんでしょうか?
いかん、我が息子達最強に恐ろしすぎる…。
テンさーんこの二人目立たないようになんて、絶対無理だよ!人間に姿変えただけなのに悪目立ちしてるよ!目を離したら間違いなくさらわれそうでいかん!地味顔には苦行、3人で行動、初老の母には無理だよー!!私が間違ってました。考えが激甘でした。謝るからっ!!!!
だからはやく、テンさん戻ってきてー!!
華や空達、皆がそれぞれ出かけたあとウニが本音を言った事でどうにかして皆がいる町へ一緒に行きたくなった。甘いのはわかるけど、今回は行かないと絶対に後悔する気がした。
テンさんに何度も、お願いして今日の課題が終わったらと条件付きで外出許可してもらった。
そこからは、息子達の為にと必死だったこともあり1時間半ぐらいで全属性の基本は出来るようになった。
ウニやイリは練習し過ぎて魔力が切れ、自力での擬態は難しい事もあり今回は特別な魔法道具で姿を変えた。
「時雨さん。この魔法道具『魔具』と略しますが、これは単純に『別の種族だったとしたらこうなる』という姿に変化させるだけの道具です。
ここが重要ですが『こうありたい』と言う願望の姿には変えられないのです。
ここまでは大丈夫でしょうか?
とても便利ですが、魔力補充にかなりの力を吸い取られるので滅多に使わないのです。理由は他にもあるんですが…。まあ、後々身をもってわかると思いますので説明は省略します。
今回は時雨さんが補充してくださるので練習にもなるので使いますが、今後私と同じく滅多に使わなくなることを断言します。」
テンさんのいつもの完璧な笑顔にほんのり毒を感じる気がするが、ワガママを言ったからイライラしているのだろう。むやみに藪をつつく真似はしないようにしようと思う!!
「ウニー!!イリー!皆を追いかけて、おでかけ行くよ!!準備するからテンさんのそばにおいでー!!」
疲れてダラダラしていた二人が満面の笑みで走って来る。ダッシュ姿も、やっぱり可愛いなぁ。
「「えー!!本当っ?ありがとう!!」」
肉球で顔中ペタペタ触りつつザラザラの舌で舐めるのは、やめて!!勢いがついとるからか爪!!爪出てるから!食い込んでいるからっ!!
「「テン様!!ありがとう!!!!大好き!!」」
えっ!!テンさんの顔にもするの!?失礼にならないのかな?神様なんだよ?あっ、大丈夫そう。馴れてるのか、満更でもない嬉しそうな顔してるし問題ないな!ザラザラ攻撃も痛そうだけど気にしてないみたいだ。
「2人とも、落ち着きなさい。この腕輪に『人間にしてください』って強くお願いしなさいね。それ以外考えないように!いいですかぁ?あーっっ!!もうお礼は大丈夫ですから!!楽しんできなさい!!!!」
2人の動きがピタっと止まる。
「違うよー?」
2人が不満そう。頬がぷっくりふくれている。
「「テン様も一緒に行くんだよっ!!!!」」
息ピッタリ!!テンさんは…。うわぁっ、真っ赤。顔見ないであげよう。
「わ、私もですか?仕方ないですね。さ、さんじゅっ、コホン。30分は3人で散策していてくれますか?今日の仕事をキリの良い所まで終わらせてきます。時雨さん、市場のカレンの店で待っていて下さい。終わり次第すぐに、向かいますので。時雨さん、2人の相手は大変でしょうがくれぐれも目を離さないように頼みましたよ。」
すぐに、テンさんが魔方陣を出してくれた。
ウニとイリは…。
うわぁ、この2人と歩くのか…。テンさん、言っている意味少しわかりました。目立たないようにする事が不可能なんですね…。2人は、けして悪くないんだけど。本当、愛嬌最強…。
暑い日が続きます!!さっぱりとした食事が美味しい時期ですね。今さらかも知れませんがレモン塩使った料理美味しくてハマっています。脱水症状起こさないよう水分とってのりきりましょうね!
次回もお楽しみに!!




