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第18話 ドワーフって器用?(華side③)

ドワーフの村華side編まだ続きます。華がどうするのかどう思って過ごしていくのか応援して頂けるなら嬉しいです。

まだまだ、華sideの物語始まったばかりですが楽しんでもらえてると嬉しいです。


自分自身、無駄に嫌な奴なのは自覚している。顔も普通で、良い所と言えば色白で髪と瞳が色素薄いくらい。どちらかと言えば、顔も中国絵皿に描かれているモブのようだ。

こちらでは東洋人顔が目立つだけ。無駄に美しいエルフ等がいる世界では地味過ぎて浮いてしまう。

顔が地味でも、感じ悪い相手に大人しくしている義理はない。それでも、我慢しているのはスーザさんの親族だからだ。

ゆっくりと深呼吸して気持ちを落ち着かせてみる。うん、感情を何とか抑え込めそう。

「エルザ、言葉は刃になり良心を蝕むといつも言っていただろう?今の言葉は、私の客人を侮辱している言葉かい?そう聞こえたのだが?」

静かな口調だけど、スーザさんの目が笑っていない。

「えっと、思った事をそのまま口にしただけなんだけど…。なんか、気のせいだと良いんだけど叔母さん…怒ってる?」

エルザと呼ばれたドワーフは、バツが悪そうに目をキョロキョロさせながら周囲に助けを求めるようにしていたが、スーザさんがそれを許さなかった。

「いいや、気のせいじゃないよ?私は、目の前の愚か者にみっちり説教しようと考えているんだからねえ。勿論、私が言っている事皆も礼節を重んじるドワーフならば誰も反対しないと信じているんだがねえ。どうだい?」

哀れみを含んだ笑みを浮かべながら、仲裁に入ろうとするドワーフが1人エルザの横に歩いて来た。

「スーザ、この子にはみっちりじーっくり話して聞かせるから今回は許しておくれよ。お嬢ちゃん、気分悪い思いさせてすまなかった。あたしは、スーザの従姉妹のメイラ。娘のエルザの事はあたしからも、謝るよ。ゴメンね。」

その後、メイラさんに別室につれていかれお説教をされたあと、私の席の隣の椅子に座りじっと見つめて来た。

エルザは、眉毛をハの字にした情けない表情で、

「何か、悪かったよ。すぐに変わらない外見の事言われるのは嫌なもんだよな?失礼な事を言ってすまなかった。」

と謝ってきた。

考えずそのまま言葉を口に出してしまう所はある様子だが、心根は素直でそんなに嫌な奴ではないのだろう。

話してみると、性格は私とは真逆の明るくて素朴な良いドワーフだ。手先も器用でお詫びにと木彫りのお手製の髪止めを貰った。森の草木や動物が細かく彫ってありとても可愛い。

「うわっ、本当に貰っても良いの?凄く可愛いよ?この髪飾り!!」

エルザは、大袈裟だなーといいながら、

「細工物を作るのは好きだけど、着ける事がないから市場に出すか、似合いそうな相手にプレゼントしてる。ちょうど、あんたに似合いそうなのあったから気に入ってくれたら嬉しいよ。」

となんだか照れ臭そうに笑っている。

「あんたに似合いそうな洋服や飾りも沢山あるから奥の部屋に一緒に来て!!選んであげるよ!!」

ぐいっと手を繋いで引っ張られる。けっこう力が強くて驚いた。私達とは文化も日常生活も違うんだろうなー。生活の中で自然に鍛えられているからかな?でも、少しごつごつした手はなんか温かくていいなとぼんやり思った。

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