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第15話 ご機嫌ななめ??

楽しみにしてくださっている皆様、投稿が遅れてしまい本当にゴメンなさい。ご心配おかけしました。

自分の段取りが悪かった為、おくれてしまいました。

今回も楽しんでくれたら、とっても嬉しいです。

いつも、ありがとうございます。


次回、第16話はお出かけチームの目線からのお話です。お楽しみに!!

お出かけ日和とは行かず生憎の雨。

ジトジトと湿っぽくて気分も落ち込んでしまう。こんな日は外にも出たくないが、約束は約束だ。

幸灯と空はドーウさんの工房へ、華はスーザさんと洋服や日用品等の買い出し。

私だけ、魔法の基礎練習兼お留守番だ。

皆、ウキウキしていて雨も気にならないみたいだ。

いやいや、皆ではなかった。私の隣に座って足をブラブラ、しっぽをブンブン振りながら全身から不機嫌オーラを出している二人がいる。しっぽも膨らみ気味で絶え間なくブンブン振っているのはウニ。しょんぼりしながらも羨ましそうにチラチラと幸灯達を見るイリ。

その隣で笑顔で優雅にコーヒーを飲むテンさん。

そう、まさに地獄絵図。自分の家なのに居づらく落ち着かない。平和な所へ帰りたい。布団の中で夢の世界へ行くのも良いかも…。

皆ズルいぞ!!私はホントこんな事ばっかし。

モヤモヤしつつ様子を見ていると、テンさんの透る声が沈黙を破った。


「時雨さん、レツから聞いたかも知れませんが、大切な事を伝え忘れておりました。皆さんに魔力管を通しましたが、これは、この世界で暮らすための特別措置です。

佐東家の皆さんは、いわゆるチートと言われる使い手でして、一般的には通常1つの属性が扱えれば良いほうですが、皆さんは全属性使いこなせます。勿論練習は必要ですが。

特に、時雨さん。あなたの魔力量は最強のドラゴン種より強力なので感情のコントロールや魔力放出の調節等、くれぐれも気を付けてください。」

「ふぇっっ??????」

聞き間違えた?ド、ドラゴン?

ドワーフとかサラマンダーとか別の種類の間違いじゃないの?テンさんもからかい上手だよねぇ…。

「ドラゴンって聞こえたんですが、冗談ですよねぇ?」

「冗談…。だったら良いんですがねぇ。時雨さんは元々魔力管あったでしょ?

それで、私もレツも単純に魔力管に流れる魔力量を調節するだけで良いと思っていたんですが…。あなたに合わせて流れを調節したらドラゴン種以上になったんですよ。今までよく無事で、地球ですごせていましたね。」

ウソでしょ!なんでドラゴン??でもいまいち、ぴんとこない。ドラゴン見たこともないし、正直、すごいの?テンさんは、考えを察して答えてくれた。

「こちらのドラゴンは最弱でも、例えて言うならあちらの世界で言う『ヤマタノオロチ』より強い種ですよ。」

乾いた笑いになってしまう。

「ははは…。相当強いんじゃないですか?」

ヤマタノオロチって…。名前だけは聞いたことあるけれど神話の生き物だよね?

アマテラスオオミカミ様の弟のスサノウノミコト様が退治したって言う話だったはず。

詳しくないから、なんとなくで覚えてる。

どちらにしろ、相当じゃないですか!!

神様が退治した生き物なんておそろし過ぎる。

「ウニ、イリ。いつまでも拗ねないように。

時雨さんをご覧なさい!!魔力の基礎練習をしないといけない上に膨大な魔力をコントロールして被害を出さないよう気を付けないといけないんですよ?

あなた達もこちらでは、珍しいケットシーなんですから、魔力も強いんですし人間に化けられるように

練習なさい。

出来るようになれば、ドワーフの村に私と時雨さん達と一緒なら行っても良いようにしますよ。

今日は、練習も出来る近くの森までなら行ってきても良いことにしますから、時雨さんの手助けをしておあげなさい。」

あらあら?テンさんの好意に感謝だ。ウニとイリの二人と一緒に練習出来る貴重なチャンスをもらえたようだ。

二人の実力も見たいし、嬉しい!!

「俺は、母さんと父さんは勿論、華や空とイリ佐東家の皆でお出かけしたかったんだ。

テン様は大好きだけど、それはおいといて。

上手く言えないけど俺、ただの猫だった頃はいつも留守番で寂しかった。とっても、とーっても寂しかった。 俺、話す事が出来たら伝えられるのにって思ってた。だけどね、今回は違うと思ってたんだけど、それが上手くいかなかった。

俺、それが嫌だったんだよ?」

ウニは一言一言、ぽつりぽつりと話し出した。

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