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第14話 約束

前回、投稿が続けて遅くなってしまったので今回は楽しみに読んで頂いている方の為、かなり頑張って速めに投稿しました。

楽しんで頂けたなら、とても嬉しいです(笑)


桜並木を歩きますが写真を撮りながら、ついつい香りにつられ屋台のイカ焼きやリンゴ飴に目が行ってしまいます(笑)

とくに、リンゴ飴は艶々で綺麗なので見ていてもワクワクしますよね?

「では、そろそろわしらも仕事場に顔を出さんとな。幸灯さん時雨さんありがとう。また、3日後にな!華ちゃん、空ちゃん村に遊びに来るのを楽しみに待っとるぞぃ!!」

「「またねーっ!!」」

華と空が全力で手を振ってドワーフ一同をお見送りしている。

3日後、ドワーフの村で華はスーザさんに、こちらの洋服や魔石入りの魔道具、装飾品の作り方と古着を分けてもらう約束、空と幸灯はドーウさんの作品を見せてもらい、簡素な剣や武具等の装備品の作り方を教わる約束をしているようだ。

ドワーフ達への報酬は、酒は勿論だが焼肉のたれや味噌、豆腐等の調味料と食材を分ける約束をしている。

私は、まだ魔法の制御と練習が必要なのでレツさんとテンさんの特訓の為、自宅待機。

今、大問題なのは、可愛すぎるモフモフコンビの息子達…。


「かあさーん。村に俺達も行ってみたいんだけど駄目?」

器用に前足でクイクイとエプロンを引っ張るウニ。相変わらずおねだり上手。いかん、つい顔がにやけてしまう。

「帽子も被るし洋服も着るよ?お尻尾も服の中に隠すから。お願いーっ!!」

イリは、上目遣いで前足でお願いのポーズ!!

可愛すぎて負けそうー。

「うーん、私は良いけど、テンさんに聞いてみた方がいいよ?ウニもイリもここでは珍しいみたいだから。」

言いながら、視線でレツさんに助けを求める。

「そうですね、こちらではケットシーはほとんど姿を表しませんから。さらわれないか心配ですね。テンについてきてもらった方がいいでしょうね。」

「さらわれるって!!そんなに物騒なんですか?まさか、売られたり殺されて素材にされたりなんてことは…。」

そんな事はありえ無いかもしれないけど、もしかしてと言うこともあるし…。

おそるおそるレツさんに聞くと、いつもとは違う真剣な表情で話し出した。

「残念ですが、ありえるでしょうね。それだけ珍しいんです。時雨さん達が想像しやすいように例えれば、人懐っこい『ツチノコ』や『猫又』が目の前に現れるようなものです。」

うわぁ…。怖いな。その例えならば邪な考えを持つ人なら生け捕りにもするだろうし、標本にする事もあるかも…。かなり危なすぎる!

「それは、さらいますね…。」

眉毛をハの字にした悲しそうな顔でレツさんは、

「そうでしょう?だからこそ、テンを連れてきた方が安心で安全なんです。」

といいながら佐東家一同を見つめる。

他人事にしてはいけない。うちの家族も珍しいらしいから。全属性保持者ということは、秘密にしておこう。

ウニとイリはというと、耳をパタンと下に向けていてしょんぼりしているのが一目瞭然。

「俺達も、少しは魔法使えるもん。俺とイリなら少しは強いもん。」

うつむきながら、ウニがしょげている。

イリはというと只怖がっているよう見える。

「テンさんに、お出かけできるように一緒におねがいしよう?俺、いつもよりお仕事やお手伝いするからさぁ。怖いのは嫌だよ。」

イリは、怯えながらもウニに不安な気持ちを正直に伝えている。

ウニはというと、納得いかない様子でいじけている。

おそらく自分達で計画をたて、兄弟だけでお出かけしたいのだろうが難しいだろうな。

気持ちはわかるんだけどね(笑)

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