第11話 味
ご心配おかけしました。
ゆっくり休んで無事に体調回復しました。
ありがとうございます。
体調により、投稿遅れることもありますが少しずつでも書き続けますので、皆様と共に異世界フォレストを旅できたらと思います。
改めて、宜しくお願いします。
宴の話など等々、続きます。
楽しんで下さいね。
オレンジとピンクが混在する夕暮れの空が、1日の終わりを教えてくれる。
電気もない世界では、夜は濃い闇色で不気味さが増す。
只、ここだけは夜でも暖かな炎と笑い声に肉の焼ける匂い、焼肉のたれと炭の香り食欲のわく光景が満載だ。
BBQコンロの上にはタッカさんからの分厚い猪肉がところ狭しと並び、ピーマン、キャベツ、エリンギ、玉ねぎ、カボチャ等々定番の焼き野菜がわんさか!!
時折油が滴り「ジュー!ジュジュッ!!」と音をたてる。
これは、絶対に飲むでしょ?あれを…。
「かんぱーいっ!!」
ごきゅっ、ぐぉく、ごきゅっ!!
喉の乾きを癒す至福の音だけが響きわたる。
「ぷはーっっ!!よく冷えていて旨いエールじゃなぁ!肉に恐ろしくあうぞぃ。一杯じゃ足りん。次のをくれぃ。」
あまり、喋らない性格のドーウさんが饒舌になっている。
「わしにも頼む。こんな旨いエールははじめてだのぅ。冷えているのははじめて飲むが、格別じゃ!!猪肉にもあう!!美味すぎじゃわい。」
「エールだけじゃないよ!あたしゃ、猪肉は匂いが苦手だったんだが時雨さんとこのソース!!これが絶品なんだよ!!!腸詰めも町のが1番美味しいと思っていたが、時雨さんが出してくれたのを食べたらもうっ!!最高だよ!!」
スーザさんも、お酒が入って上機嫌。
ソースも家にあった焼肉のたれなんだけど、良いのかなあ…?
野菜と肉切っただけなんだけど…。
それでも、外で食べる美味しいものって本当、笑顔になるよね。
レツさんも、隣に座りお肉や野菜をモリモリ食べている。スレンダーな身体に良く入るなーと見ていたら、ハムスターのように頬に一杯詰めながら食べていた。
時折、独り言のように『ひとりでゆっくり食べれるなんて(泣)』『自分の為に時間が使える(泣)』
『他人の作ったご飯が食べられる幸せー(泣)』等々。
相当、疲れてらっしゃる…。子育て中、可愛くても1番手がかかって大変な時期だろうから自分時間を楽しんで欲しい。次はレツさんの旦那さんと赤ちゃんにも楽しんで貰えるように屋内で計画しよう。
幸灯や華、空は当然ガツガツ食べていた。幸灯は片手に瓶ビール持ちながら器用に食べている。
BBQ久しぶりなのもあるけど、魚ばかりでお肉ガッツリは久々すぎて我慢出来なかったんだろうね。
ウニとイリからのごちそう(缶詰)も魚メインだったしね。美味しかったけど(笑)
ドーウさんが樽ごと持ってきたエールも美味しかった。黒ビールみたいな味で常温でも美味しいって凄いと思ったね。味も濃厚なのに甘味と苦味がバランス良くて最高だったよ。暗くなってもランタンに灯りを灯しながら大人達は楽しんだ。
私と子供達はこっそりレツさんに転移魔法で自宅に送ってもらったけど。
宴は、朝まで続きそうなのであらかじめ簡易テントを3つ張っておいて良かった。
まあ、皆さん明日は間違いなく二日酔いだろうね(笑)




