第四話 転生準備②
第一章まではこの文章の量にします。
二章からこの量の二倍程に増やす予定です。
第四話 転生準備
それから俺は長い長―いその世界の情報やら状況を聞いた。女神の話によるとその世界は通称ハルゲンと呼ばれる世界で、日本の春をモチーフにしたらしいが、何故ハルゲンなのか聞いてみると、女神は苦笑しながら、「いやぁその命名した神様が物凄いセンスが無いのに誰にも相談しないで勝手に命名したおかげでそんな名前のまま決まってしまったのだよ。ホント何でそんな名前なのかは私にもわからないのだよ。ゲンって何よ!?って言いたいのだよ。」という事らしかった。
そしてその世界の情報を教えてくれた。
色々話してくれた中で、自分に有益な情報として
・この世界では魔法によって生活が成り立っている。
・時代が経つに連れ地球の様な科学が発展してきた。
・地球よりも便利な世の中
・と言っても「魔」(魔獣や魔物や魔人や魔王など)が蔓延っているため地球よりも過酷な世の中である。
・この世界は地球の数十倍の大きさである
・世界の中には色々な次元の狭間がある(俺が理解できるもので言うと魔界や天界などの事だそうだ)
・俺がやらなければいけないことは特に無いらしいが強いて言うなら世界中を旅して欲しいそうだ。
・現在勇者と魔王は存在しているが、停戦状態にあるらしい。
・今回転生にあたって新しい体(神様達が手を掛けて作ってくれたらしい)に魂を入れて山奥の小屋に送ってくれるらしいが、それって転移じゃないかと思い聞いてみると、
「いやぁ君の要望に答えられる人材がいなくてね〜つまり言うと迫害されてない人で山奥にいるってそう言う人ってただの変人さんだからね、あのような魔獣やら魔物やら居る場所で暮らしたいっていう人なんてそうそう居ないのだよ。」
そう言って神は少しだけ苦笑いしながら話してくれた。その言葉で少しだけ疑問が出たので聞いてみた。
「そう言えば、魔獣と魔物の違いってなんだ?どっちもモンスターなんだろう?」
「あ〜それねーよく転生者や転移者によくある質問だね。まぁ簡単に言えば魔獣は森にいる動物が空気中に存在する魔力その世界の人々が言う魔素を大量に摂取、体に貯めこむと身体が魔素に耐えられる物に変質してしまって出来るもので、魔物はその場所の魔素が過剰に存在する事により作られてしまった存在だね。まぁ例外もあって魔人や魔王と呼ばれる存在が動物を改変したり魔物を作ったり、他に言えば迷宮、君の知って…………」
「ダンジョンってやつか?」
思い当たった事を口に出すと、女神は吃驚した後少しだけしょんぼりした感じ……いや、背後に(´・ω・`)の顔文字が出ている気がするが……ま、まあ良いとしてまた話し始めた。
「う…うんそうだよまぁダンジョンって言っても魔人や魔王が洞窟を魔素で埋め尽くして改変出来るようにした場所の事だけどね。まぁもう分かるよね、それが魔物と魔獣の違いなのだよ。面倒くさがりな君がそんなにダンジョンとか気になるんだねぇ。あれってあの世界の中で最も面倒くさい存在なのだけれどもね。君もちゃんとした男の子なのだねぇ。」
「いやそんな攻略しなきゃいけないとか無いのかと思ってさぁ。そしたら面倒くさいなぁって思って…」
「君も相変わらずだったねぇ……」
評価数が多いとモチベーションが上がります……
宜しくお願いします。