新茄国の基本原理
新茄国は共産主義の国である。
共産主義は財産を共同所有することで平等な社会をめざすとしているが、新茄国の実情は違う。
新茄国の基本原理はプロレタリア(人民)独裁と、社会主義体制を新那国の根本的システム(「前衛党の指導」「公有制」)としている。
プロレタリア(人民)独裁とは、無産階級(人民)が革命的手段を通じて、これまでの有産階級の国家機構を粉砕して新たな国家を作り上げ、外部の敵の転覆と侵略を防ぎ、敵に対して独裁を実行し、プロレタリア(統治階級)の内部においては民主主義を行い、社会主義建設の順調な進行を保証し、共産主義に移行する、というもの。そして労働者階級の前衛党としての共産党による国家に対する指導を帰結させ、正当化させる、という。
各党派及び各大衆団体や各民族人民は「党の領導」下にあるとしている。
結局実情は党の方針に人民は従えという事。一部の指導部や特権階級による専制政治であり、格差社会である。
実質的な選挙はない。新茄国には言論の自由も表現の自由もない。
資本主義がいいとは言わない。何らかの変革が必要ではないかとも思う。
しかし、今の共産主義体制では事態は悪化の一途を辿るだけだろう。
どちらにしても格差は広がるばかりであり、資本主義はもとより、共産主義も格差問題に何の寄与もしていない。
格差どころか、場合によっては人権すら無視している。