1日目〜退屈な日々〜
毎朝、6時に起きる。
身支度を終えいつもと同じ仕事に家を出ていつもと同じ時間の電車に乗る。
15分程電車に揺られてから10分程歩いて職場に着く。
誰と喋るわけでも無くそのままパソコンを立ち上げ書類を片付け毎回同じ昼食を挟み終業時間まで仕事を続ける。
いつもと同じ時間に退社していつもと同じ時間に家に着き簡単に夕食を済ませいつもと同じ時間に寝る。
そしてまた同じ時間に起き会社に行き昼食を食べ退社して夕食を食べ寝る。
その繰り返し繰り返し続くのが俺の代わり映えのない日常である。
だがこんな平穏な日常が俺は嫌いじゃあない。
仕事を何年も続ける内についたアダ名が"仙人"ということを除いて。
ちなみに言っておくが、まだおっさんとすら呼ばれる年齢ではない絶対に、絶対にだ!
どうしてこんなアダ名がついたのか?
一度、仕事場の女性新入社員達が言っていたのを聞いた事がある。
A子『超どうでもいいんだけどさぁ〜なんかあの人が仕事以外でなんかぁ喋ってるのを聞いた事無いんだけどwww。なんかぁ暗い感じでも無いけど、なんかぁ達観してて落ち着き払ってて山小屋のお爺さんって感じがするくない?マジウケるですけどwww』
B子『超分かるwwwwwwあの人のさぁ机の上の写真何枚かあるじゃん?あれ見たらさぁwwwwwwもうあれ"仙人"じゃんwwwってかもうアレ仙人でよくない?wwwwwwwww』
A子『超分かるwwwwwwwwww』
分かるかっ!!!!!!
1ミリも分かんねーよ!!!!なんかってなんだよ!!何回言ってんだよ!!!いつまで学生気分なんだぁ!?こんのぉボ◯ナスがぁ!!!
こんな事は別段に気にする事でもない。
・・・全然気にしていない、全く。
つーか写真も原因か。
写真っていうのはアレだ、またすぐ話す事だが俺が大好きな事をしている時のだ。
俺はさっきも言ったがこんな事があっても別に許容できるしこの一見退屈そうな日常に満足している、充分だ。
なぜかって?簡単だ。
俺には山登りがあるから。
作者は別に山登りに関しては詳しかないです。メンゴwwwwwwあっホント殴らないで下さいすんまそん。