第30話
■2015/08/15 誤字脱字の修正、及び表現の一部変更を行いました。
第30話
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第二次調査4日目の0600時、先ほど日の出を迎えた直後に俺は目が覚めた。
昨夜は、駐留軍200名と諸侯軍500名からなる討伐軍第4陣に見張りを任せて、俺たち同様に疲れ果てていた他のハンターたちも泥のように眠っていたらしい。
0730時頃、最も『探査』の魔法に長けているとされるハンターが、獣人部隊が何かに攻撃しながら討伐軍本部に向かってきている事を感知した。
ギルドの職員が『光球』の魔法で閃光を2発放つ事で緊急事態を知らせると、即応部隊として討伐軍第4陣が前面に出ている間に、ハンターたち調査隊も戦闘準備に取り掛かった。
数分後、討伐軍第4陣の左翼の一部が吹き飛んで、その空いた場所にワーウルフ第4形態が立っているのが見えた。
今回の作戦には、ワーウルフ第4形態を抹殺するために、ジルヴェスター辺境伯の研究所で試作されていた下等竜対策用の兵器を3台全て投入しているそうである。
それを討伐軍第1陣と討伐軍第3陣が各1台ずつ持って行ったはずだが、ワーウルフ第4形態が無事であるところを見ると効果がなかったのだろう。
いや、試作兵器の最期の1台を使える様に準備していた討伐軍第4陣の左翼が、真っ先に狙われて蹂躙されたところを見ると、ある程度の効果があったのかもしれない。
何れにしても、ワーウルフ第4形態を抹殺するための兵器は全て失われてしまった。
相変わらずワーウルフ第4形態は、裸眼では見えているのに、温度分布を映像として視る事が出来る『探査』の魔法では全く感知出来ない。
そして、ワーウルフ第4形態を追って深淵の森から出てきたのは獣人部隊だけだが、40匹ほどの第2形態と10匹ほどの第3形態、初期形態は傷だらけなのが30匹ほどしかいない。
ワーウルフ第4形態の外見は、全長約17フィート、尻尾のないオオトカゲのようなシルエットだが、ハリネズミみたいに針毛に覆われており、後ろ脚がカエルの様に発達していて、4本の大きな脚とは別に小さな腕が2本あり、アノマロカリスみたいな形をした口の周りには顔中にイソギンチャクみたいな触手が無数に生えている。
獣人第2形態は、全長約11フィート、体毛が一切なく、全身赤茶色、巨大化した爪を持ち、犬歯以外の歯も全て大型の牙と化している2足歩行の生物である。
獣人第3形態は、全長約14フィート、全身が内臓みたいな剥き身色で、目鼻耳や角や尾もなく、巨大な爪と体長くらいの長さの舌を持つ四足歩行の生物である。
◇
友軍である討伐軍第4陣の存在など気にかけること無く、獣人第3形態は長い舌を鞭のように振るって、ワーウルフ第4形態に対して攻撃を仕掛けたのだが、コイツに避けられたために兵士数名の身体が鎧や武器ごと上下に分断された。
以前俺たちが交戦した際には奇襲で動き封じ込めることが出来たので、第3形態の攻撃を見たことが無かったのだが、どうやらワーウルフ第4形態の触手と同様のモノかもしれない。
ワーウルフ第4形態の着地地点に向けて、獣人第2形態が突撃して大爪を振るったが傷を負わせることは出来ず、ワーウルフ第4形態の顔に生えている触手に触れた途端、獣人第2形態の頭部が血煙となって消失した。
ワーウルフ第4形態が獣人第2形態に攻撃している所を狙って、初期形態の獣人が魔法攻撃を行っていると、体勢を立て直した討伐軍第4陣も攻撃に加わって、陣形を張ったが一切傷を負わせることは出来なかった。
獣人第3形態は、ワーウルフ第4形態しか標的にしていないが、コイツを攻撃する事以外を一切考慮していない行動をするので、ワーウルフ第4形態からの攻撃で死傷した兵士の数と、獣人第3形態からの攻撃で死傷した兵士の数に大差がない。
「ヘレナ、ヴィクトリア。
アイツはどうあっても俺たちにタンゴを躍らせるつもりだ。饗す準備をしておこう。」
俺はこちらに火の粉が降り掛かる前に、ヘレナとヴィクトリアに対応策を相談する事にした。
「何をするつもりですか?」
「やることは決まってる。」
ヴィクトリアの問いかけに、担いでいた両鎌槍の穂先をワーウルフ第4形態へ向けながらヘレナが答えた。
「しかし、今回の作戦では、ハンターギルドは調査役で、討伐は駐留軍と諸侯軍の管轄と決められています。
ジルヴェスター辺境伯の要請がなければ、私たちハンターが勝手に攻撃する事は自己防衛でしか許されていません。」
「だがな、いつ火の粉が降り掛かってくるか分からないし、今更アイツに逃げられでもしたら、また討伐作戦が実施されるんだろう?」
「そうですね。抹殺するまで何度でも討伐作戦が実施されるのは確実です。」
俺が確認するとヴィクトリアは渋々認める。
「どっちにしても面倒なら一回で済む方がまだマシだろ?」
「しかし・・・」
「こちらから誘ったりはしない。
だがな、どうせならハイなタンゴを見せてやる。」
「分かりました。何をすれば良いですか?」
「俺が合図をしたらヘレナは、防壁代わりに『氷湖』の魔法でヴィクトリアと君自身の周囲の空気をドーム状に固めて最高強度の障壁を念入りに作ってくれ。
俺がぶっ放した後も1分間ほどその状態の維持が必要だ。
ヴィクトリアは俺が合図をしたら、他のヤツラに俺とアイツとの射線上から即座に退避する様に勧告して欲しい。
最低でも左右に10ヤード以上離れないと生命の保証はできない。」
「ん。」「分かりました。」
「かなり、ご機嫌な踊りだ。堪能してくれ。」
そう言った後に俺は、防壁代わりに『氷湖』の魔法で自分たちの周囲の空気を紡錘形のドーム状に固めて無色透明な障壁を作っておき、チャンスが来るまで待機する事にした。
◇
何か面白いモノが見れそうな匂いにつられて、ハンターが俺たちの後ろにゾロゾロと集まりだした。
そして、数十人の人間が集まった事にワーウルフ第4形態が関心を持ったみたいで、先頭にいる俺たち3人に向かって突撃を仕掛けてきた。
俺が張った障壁が紡錘形だったために斜面に撥じかれてワーウルフ第4形態は俺たちの真左に転がって行った。
「ヘレナ!」
「ん!」
ヘレナに『氷湖』の魔法での障壁の発動を指示した後、俺もワーウルフ第4形態を『氷湖』の魔法で周囲の空気ごと固めて身動きできないように厳重に拘束しておく。
「 ヴィクトリア!」
「射線近くから左右へ退避しなさい!そこではダメです。もっと離れて!」
ヴィクトリアに呼びかけるのと同時に、俺はワーウルフ第4形態から1フィートの距離まで駆け寄り、『投影』の魔法を発動する。
後方からヴィクトリアがハンターたちに退避を促す声が響いているが、障壁のせいで妙な訛り方をしている様に聞こえてくる。
「イッツ、ショータイム!」
数秒後、ワーウルフ第4形態の拘束を解除するのと同時に、自分自身の周囲に厚めの障壁を張った直後、俺は両方の掌から最大出力で『投影』の魔法を放った。
荷電粒子砲は、俺の掌から3ヤードほど離れた所でスラロームの様に蛇行し始めて、数十ヤードほど先まで地面を出鱈目に抉って行ったあと消えたが、ワーウルフ第4形態は跡形もなく蒸発していた。
◇
ヘレナたちが近寄ってきたので労いの言葉を掛けようとしたら、断末魔の叫びが聞こえてきた。
そちらを見てみると、獣人第3形態が兵士を襲っていた。
続々とそこら中から悲鳴や絶叫が聞こえてくる。
「一体、何が起きてるんだ?」
「標的が消滅した事で第3形態が暴走して、無差別に襲っているみたいです。」
俺の質問にヴィクトリアがそう答えた。
「どうすれば止められるんだ?」
「駐留軍の専任の下士官の命令しか聞きません。」
「その下士官はどうした?」
「全滅したみたいです。」
「駐留軍のボケ野郎!手間取らせやがって!!」
数ヤード先にいる初期形態の獣人と獣人第2形態も、ただ突っ立っているだけで身動きすらしない。
恐らく、コイツらも命令権を持つ駐留軍の下士官が全滅したせいで、役立たずになったのだと思われる。
先ほどまで戦っていたワーウルフ第4形態は裸眼では見えるのに『探査』の魔法では全く感知出来ないタイプだったが、獣人第3形態はカメレオンみたいに体色を変えて周囲に溶け込んでいるので、『探査』の魔法では感知出来るのに裸眼では周囲に生い茂る多年草の中から見分けられない。
本作戦では、ワーウルフ第4形態の擬態対策として視力の優れた兵士を優先的に選抜したために、『探査』の魔法が不得手な者や使えない者が相当数含まれていると事前に知らされていた。
兵士たちが今までと打って変わって酷く狼狽しているのはそのせいだろうが、獣人第3形態は狼狽して音を立てている者から順に攻撃していく。
そして襲われた者たちの悲鳴で恐慌をきたした兵士たちが、散り散りに逃げ出した。
「逃げる兵士を獣人第3形態が追いかけています。このままでは、街中にまで入り込みかねません。」
「ヘレナ、ヴィクトリア。
獣人第3形態を仕留めるから協力してくれ。」
「どうするつもりですか?」
「『轟音』の魔法を放ってアイツらを誘き寄せてくれ。
そこからは先ほどと同じだが、全部仕留めるまで障壁は絶対に解除しないでくれ。」
「分かりました。」「ん。」
◇
獣人第3形態を13匹とも仕留めるのには、十数分間くらいしか要していないので、0900時前には片付いた。
問題はその後だった。
城壁の上で待機していた後詰の兵士たちの駆け寄って来る姿が最初に見えた時には、事後処理に来たとばかり思っていた。
「火事だ!森が燃えている!」
そんな言葉が方方から聞こえて来たので、「こいつらは何を言ってるんだ?」と訝しみながら深淵の森の方へと顔だけ向きを変えて見てみると、何というか真赤に燃えている炭の上に生木を置いた様な感じで、深淵の森が燃えている異常な光景が見えた。
最も盛んに煙と炎を上げているのは、17番隊がワーウルフ第4形態を発見したと報告した辺りだと思われるが、そこからかなりの速さで燃え広がって行っている。
後詰の兵士たちは、先ず最初に医療用の天幕へ運び込まれている負傷たちを担ぎ出すと、次は遺体の回収を行ったのだが、この作業に時間を取られた。
獣人第3形態の舌鞭攻撃で殺された兵士は真っ二つになっているだけなので、回収も容易だった。
しかし、ワーウルフ第4形態の突撃でタンクの下敷きになったみたいに潰れた兵士や、触手の超音波振動攻撃で糸クズ状に頭部を切り裂かれた兵士などは身元確認すら不可能な者が多い。
それでも可能な限りの回収を行ってから城壁内へ撤退した時には、討伐軍本部が置かれていた場所の真ん前の外周道路まで、火の手が押し寄せていた。
そして、命令する者もなくただ突っ立っていた初期形態の獣人と獣人第2形態は、変異する事なく火に巻かれて炭化していった。
唯でさえ多湿な場所なのに、駐留軍と諸行軍が行った第一次調査の時にはかなりの量の雨が降っているし、今はそこら中に血の乾いていない死体が転がっている状態である。
火炎瓶を放り込んでも燃料以外を燃やす事すら難しいのだから、このジャングルが自然発火するなどありえない。
第3郭から第4郭跡がある外周道路まで3マイルほどの緩衝地帯が設けられているし、幸いな事に北西から結構な強さの風が吹いているので、城壁都市が燃える心配はしなくて良さそうである。
取り敢えず、こうして第二次調査作戦は予定通り調査4日目の1200時をもって状況終了となった。
◇
結局、火災は翌日の日没まで続いたのだが、外周道路から十数マイルほどの場所までしか消失していないらしく、第三次調査が実施される事になった。
俺とヘレナも第二次調査作戦の翌日は休暇にしたが、その次の日からは第三次調査に参加する事にした。
今回の第二次調査で、傷を負いながらもバジリスクを2匹も仕留めていたヘレナは、レベル79に上がっていた。
そもそも亜竜を狩る適正な実力はランク6とされているので、他のランク5ハンターは死闘を演じた末に精々1匹しか仕留めていないし、大半のランク5ハンターたちは戦闘を避けていた。
しかし俺は、第二次調査を終えて深淵の森から帰還した時点で、キメラ第2形態と亜竜を仕留めていた事と、更にその後もランク7相当のワーウルフ第4形態と、ランク6相当の獣人第3形態を仕留めてしまったため、レベル111にまで上ってしまっていた。
これは購入した『秘伝』の魔法の裏技を思いついた事のお蔭なのだが、第二次調査開始前までレベル90だった俺とレベル77だったヘレナとの差が更に広がった事よりも、俺が先にレベル100超えを果たしてしまった事に対してヘレナが拗ねてしまったので、休暇を1日で取り止める事になった。
◇
第三次調査の初日の0630時にギルドへ赴くと、ヘレナと一緒に応接室へ引っ張り込まれ、ヴィクトリアが申し訳無さそうな顔をしながら、俺に新品のギルドカードを差し出した。
「何だこれは?」
「申し訳ありません。これが限界なんです。」
「ソード。ヴィクトリアを許してあげて!」
新たなギルドカードを渡される理由を尋ねただけなんだが、何で俺がカツアゲしてるみたいになっているんだ?
声の感じからしてヘレナは遊んでるんだろうが、ヴィクトリアはマジみたいだし。
「ヴィクトリア。状況が分からないんだが、説明してくれるか?」
「ソードをランク7ハンターに認定する事が出来なかったために、ランク6ハンターになってしまいました。」
「全く意味が分からん。そもそも俺は何で昇格する事になっているんだ?」
「ソードは外国人だから詳しい説明が必要。」
「そう言えば、そうでしたね。いいですか?ソード。
碧翠大陸では大陸法によって、『所属ギルドの職員2名以上の立会いの基で、制限時間内に自身は負傷なしのまま、対象レベルの生物を狩る事が出来たら、必ずランクを昇させる事』と決められています。
私たちの目の前で、ランク7相当のレベルであるワーウルフ第4形態を瞬殺したソードは、本来ならランク7ハンターになってもおかしくありません。
しかし、ワーウルフ第4形態はレベル的には下等竜と同等ではあっても、この街でしか目撃例がなく、標本も存在しないために、碧翠大陸では未だランク7の生物として認定されていません。
但し、今回の第二次調査隊で17番隊に配属されていたギルド職員が、『ワーウルフ第4形態が亜竜を瞬殺する瞬間を目撃した』と報告していたので、ギルドはワーウルフ第4形態を少なくとも亜竜と同等レベル以上の生物だと認定しました。
これらの事情によって、ワーウルフ第4形態を仕留めたのにソードは、ランク6ハンターにしか昇格させられないという訳です。」
「なるほどな。漸く分かった。」
「残念?」
俺の呟きをヘレナが誂ってくる。
「いや。そんな事はない。」
「しかし、税金の割引や報酬の割増だけでなく、その他にも色々と特権が与えられていたんですよ。」
「だが、余計な義務も発生してただろ。
正直な所、ランク7ハンターになど成っていたら、どんな厄介事を押し付けられるか分からないから、俺はこれで十分だ。」
俺はランク6と刻印された銀色のギルドカードをヴィクトリアから受け取ると、ヘレナと一緒に第三次調査隊のメンバーが集合している会議室へ向かった。
◇
今回は、北東部から東部にかけての限定された範囲だけでなく、北西の森林を除く、真北から時計回りで真西までの深淵の森の火災で消失した部分が対象なので調査範囲は広い。
しかも、前回の生き残り19組のハンターの内、ランク4ハンターの半数以上が未だ前線に復帰出来る状態ではないので、今回はランク5ハンター1人とランク4ハンター2人によるスリーマンセルで、18組が行動する事になる。
その代わり対象範囲内には見渡す限り炭しか残っていないので、奥の方のジャングルから危険生物が出てこなければ、戦闘行為もないと予想されている。
俺はこの中には組み込まれていない。
この街で唯1人のランク6ハンターになってしまったから免除されたらしい。
しかし、本部付きの遊撃要員という名目で、今回の調査対象範囲全ての警護を担当させられる事になった。
目視可能な場所ばかりなので、何かが起こったとの合図があったら、ヴィクトリアを連れてそこへ転移し、調査隊が簡易転移門を起動するまでの時間を稼ぐのが俺の仕事である。
何かが起これば、ランク6ハンターとしての義務を果たさなければならないが、何も起こらなければ、ランク6ハンターとしての特権で座っているだけで済む、という訳だ。
◇
第三次調査隊は、外周道路に等間隔で並んだ後、0800時に出発し、足元を調査しつつ奥の方のジャングルとの境目に到達したら、次は時計回りに境目を進み、1500時になったら撤退するといものであった。
結局、奥の方のジャングルから危険生物が出てくることもなく、無事に状況終了となった。
調査の結果、外周道路から深淵の森へ13マイルほど進んだ場所には、未だエアカーテンみたいなモノが存在しており、今回の火災で消失しているのは正にそこ迄だけである事が分かった。
『探査』の魔法で確認したところ、その奥は火災の影響が一切見当たらない。
そしてエアカーテンみたいなモノは、1時間に1インチくらいの速さで、少しずつ外周道路の方へ移動している事も分かった。
というか、それ以上のことは何も分からなかった。
◇
今回の深淵の森騒動が起こっていた期間、この街の神社には位階の高い者達は居ても、甲種の神官や巫女といった能力の高い者達が不在だったせいで、街の人々が受けていた神託の意味を理解する事が出来なかったらしい。
後日になってジルヴェスター辺境伯の元へ甲種神官が訪れて説明した所に拠れば、今回の騒動が発生する前に「汚染された領域を浄化の炎で清める」との神託を頂いていたそうである。
俺の周囲には神託系の能力を持っている人間が全くいなかったので忘れていたが、この世界では災害予報のような警告を神託として頂ける人々が結構な数存在しているし、神罰も降る。
しかし、神託の内容はヘレナ以上に言葉足らずみたいで、重大事ほど甲種の神官や巫女が居ないと理解出来ないらしい。
取り敢えず、一連の深淵の森に関する騒動は全て終了した、という事であろう。
<続く>
【人物紹介】
ソード……主人公。本名は、惣田真悟。ステータス上の名前が、シングル・ソード。
ヘレナ……傭兵ギルドの教育担当。ヴィクトリアの従姉妹。ソードと同棲中。
ヴィクトリア……ハンターギルドの契約担当。ヘレナの従姉妹。
【魔法紹介】
『探査』……亜人の視力や視覚を再現したもの。実際に視力を強化している訳ではなく、周囲へ魔素を放って反響する魔素を知覚し、視覚と共感覚を引き起こしているだけなので、可視光線以外の映像を視ることも出来る。
『氷湖』……物体が湖の氷に閉じ込められている光景を再現したもの。対象を凍らせる訳ではなく、指定位置周辺の動きを止める。距離や範囲や威力は個人の力量に比例し、任意の場所で発動するが、距離に比例して発動時間が遅くなる。
『投影』……蜃気楼を再現したものだが、秘伝と裏ワザにより実質的には荷電粒子砲。距離や威力は個人の力量に比例するが、数ヤードほどしか直進しない。発動までにタイムラグがある。
『轟音』……カノン砲での砲撃の発射音を再現したもの。威力は個人の力量に比例し、火の玉を投擲後に対象との接触で無音発動するが、手元を離れると10秒程で霧散する。傭兵は使うがハンターは使わない。
【その他】
ジルヴェスター辺境伯領……主人公が住む街。アドルファ王国の最南東に存在する。




