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言葉に込めた気持ち

試行錯誤しながらです泣

読んで頂けたら幸せです

行きたい場所へ行こう

思いつかなかった。浮かび上がる場所の風景も、人物たちの顔も、行きたい、会いに生きたい

そんな気持ちにはなれなかった。両親にさえも。


「守に、友達はいるの?」


グサッと心に突き刺さる言葉だ。

「いないかな。自分から友達と呼べる人は・・・・うん。いない。」

僕の学校での評判は普通。話しかけられれば話をして、行動するときもなんとなくついていく。

浮いていることもない立ち位置。だから取り残されるよりは忘れられていくだけ。


「人と接することが苦手なの?」


「話す意味もないと感じてしまうんだ。それも含めて苦手になってると言うのかな」

はじめからそうではなかった。僕だっておもっきり笑うこともあるし、人を好きになったこともある。

友達に裏切られたこともないし、イジメを受けたこともない。


「生き返った意味なんてやっぱりなかったんかな」


自然にでた心の声


「そんなことない。こうやって話すこともできるんだから。わたしにね」

「それだけで変わっていくと思う。ひとつずつ道を探しながらでいいと思う」


フッと彼女、祈の顔を見た。笑っている。自分に向けて放つ笑顔に心がモゾモゾする気持ちになる。


「とりあえず帰ろうかな。いるだけでもいないと面倒だから」


「じゃ私も。また明日、あの学校でいい?」


「うん。夏休み中だから人もそんないないだろうから。」


「そっか。じゃまた明日ね。バイバイ。」

手を振る祈の姿に、動揺しながらも手を振り返した。

手を振り返す。この単純な作業にも、気持ちがある。自分にたいして振ってくれている手に

僕はすこしずつ素直になれていくんだろうか。


ガチャ。ドアを開けて明かりつくリビングに足を運ぶ。

「帰りました」

見慣れた風景。テレビを見る父親は振り返ることもない。母親も台所で料理を作りながら

ただ おかえり そう言うだけだ。 この言葉には気持ちすらはいってないと感じる。痛いくらいに

並べられる料理を囲いながら3人で夕飯を食べる。

「守。勉強はしてるのか?夏休みだからと言って遊んでばっかりじゃダメなんだぞ」


なにも知らないくせに。遊ぶ相手もいないことすらわからないのかよ・・・・

興味なんてないのにまるで決められたかのような言葉を並べる父親に自分が発する言葉は決まっている


「はい。」


この言葉を言うだけで開放される。だから決まって僕は反論もせず、なにも問うこともない。

はい そう言うだけでこの場が終わるならこれでいいと思っているからだ。


「守。今日はどこへ行ってたの?」

母親はたぶん気をつかっている。僕が心を開かないからだと思うけど、無理をして聞いている。

「学校へ。忘れ物をとりにいっていました」


よそよそしく敬語を使うようになったのは中学の時からだ。

理由は特にない。いつのまにか使っていた。そのころから親に対しての接し方も変わっていったんだ。

「ごちそうさまでした」

お皿を片付けると部屋に行く。こうして家族の時間は終わる。苦痛の時間が。

入るなり横たわる。天上を見上げながら目をつぶる。そして考える。

変わりようのない日々の中で、イレギュラーなことが起きてそうして変わっていこうとする日々に。

答えを探すことをする僕にも心の変化がでてきた。

明日もまた祈に会える・・・・フッと思い上がる祈の顔も響いてくる声

すこしずつ、祈には心が開けそうな気がした。


朝日が眩しい。きがつくと寝ていたようんだ。

いつものように朝食を食べる。会話もない。

でも違うこと、予定がある。僕には祈との予定がある。それだけで心は穏やかになっていた。


母親に友達と勉強してくると口実を告げて家をでた。晴れ渡る空にスゥーと深呼吸して。

学校へつくと、いた。祈が。昨日とは違い、普段着を着ている祈に見惚れている自分がいる。


「おはよう守」

「おはよう祈」

彼女は僕の顔をジーと見ている。照れている僕は隠すこともできないほど顔が赤くなっていた


「変わったね。昨日より顔がやさしい」


それは祈のおかげかもしれない。そう言えるのはまだ僕にはできなかった。


心境を書きすぎているかもしれません。

もっとうまく気持ちを伝えられるように頑張っていきたいと思います。

また読んでください。

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