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夢屋  作者: Shizushizuka
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リンの気持ち

リンは気が付いた時湖の前の石の上に居た。リンは虚無感や無から産まれた存在、特に綺麗な湖を見ても全く何かを感じる事はなかった。ただずっとその青い湖をみていた、そう言う存在の鬼、滅多に産まれることの無い鬼だったが、最近の人間界には、無や虚無感が増えているせいらしい。。。急に誰かが抱きしめて、その者の胸に自分の顔が当たった。そして目を閉じて、また開けた時、その者の顔が目の前にあった。。

 それから御神(鬼神)にリンと名を貰い、無から、夢を与えられた。。店主として、人々の夢の管理をする、管理と言っても、人がみた夢を見たり、気に入った夢をこの鬼の世界で現実化させる。鬼の世界は特にする事もないので、人間界に降りたり、ここ鬼の世界で、ゆっくり過ごしている。湖の休憩所で、よく湖を眺めていると、笑いかけてくれる男の子がいる。いつも抱きしめてくれる。あの湖の前で逢ったその日から8年、いつも抱きしめてくれる。最初は何か分からない小さな小さなものだった。その気持ちがどういう気持ちなのか、ただほんのり温かく心地よい。いつも側に居てくれる。無だった悲しみの臓器肺の辺りが何かで埋まっていく。。。



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