プロローグ
その夜は、満月でとても綺麗な夜だった。
俺は吸血鬼なんてただのおとぎ話の中のものだと思っていた。
彼女と会うまでは・・
「おはよう、夜月」
「おはよう、健二。お前と一緒だと高校入った気がしねえな」
「それは、お互い様だ。まあ、お前がこの高校選んだ理由が愛しの円ちゃんのためだものんな」
「うっせえ!お前は女子が多いからだろ」
こいつは俺の悪友の 関 健二 だ。
こいつは、容姿端麗 成績優秀 運動神経抜群 の三拍子がそろっている奴だ。結果、女子からモテモテだ。イケメンはこの世から消えろ!
新学期を終えて数日、そろそろクラスの雰囲気に慣れてきたころだ。
それと比例に健二のファンクラブの会員数が増えていった。
そんな、面白くなくストレスがたまる毎日を送れるには、俺のクラスに愛しの 朝倉 円 ちゃんがいるからだ。
見た目は、黒髪のショートで肩まで伸ばしていて、チワワを思わせるようなクリクリした目。小顔で整った顔わしている。
もちろん、ファンクラブもあるが俺は入ってない。
見ているだけで癒されるわ。
「何だ、夜月。円ちゃんを視姦してたのか?」
「てめえ、なんてこと言いやがる!観察と言え!!」
「それも、どうかと思うぞ」
そんな風に今日も何事もなく終わるのだと思っていた。
未熟者ですがヨロシクお願いします。
感想など待ってます。