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内田と松尾川

2020年は新型コロナがひどかった。最初のうちはそれでも日常が続いていたな。

人々はそんなにはマスクもしていなかったし、普通に外出していた。難波の町には「加油 武漢」って横断幕が掲げられていた。

一月末、梅や菜の花が咲き始めた頃、わたしたちも少し遠出して蜻蛉池公園へ。前の年に行って素敵だったから、前回とは違うルートで再び行ってみた。前は「泉北ぐるりんウォーキング 蜻蛉池公園コース」で行ったのだけれど、距離の割にはかなり魅力に乏しいコースだった。


和泉中央駅(泉北高速)からスタート。

和泉中央駅東交差点から西へ、下りの道を進んだ。泉北ぐるりんウォーキングのコースでは唐国南1号交差点まで行ってから南下したけれど、もっと手前の唐国中1号交差点で左折して南下。

前回、面白くないコースを歩いていて、左手(東)に見える道が面白そうでうらやましかった。その道を今回は歩こうというわけだった。

ゆるい上り道で、上代さんが多かった。

次の信号には、左にはコンビニ、右手には離れてスーパー(オークワ)。けれど、こんなに駅近ながら、もう田舎の様相だった。

てくてく南下し、その途中、左手に分岐する細い上り道があり、かなり面白そうでここに入っていってみた。古い集落のようだった。雰囲気もあって、面白いところだなあと思いつつ進むと地蔵がいて、神社も。

内田春日神社だった。前に桃山学院大学なんかのある丘を散歩して、元は内田という名の古い集落だったこと、その大部分がニュータウンになったけれど、内田春日神社あたりは古いままだってことを知った。

そのあたり。といっても、このあたりにもだいぶニュータウンは迫っていた。

神社の横は宮ノ池公園。西には松尾川の流れる谷があり、その向こうの丘が、前回歩いたあたり。


宮ノ池公園の西辺あたりを南下して行った。右手(西)は崖みたいになっていて、竹林。

前にも来た内田八十八ヶ所の中を通った。元は大師堂の裏山に造られていたのだけれど、ニュータウン造成に伴い、ここに集められたらしき八十八ヶ所。

同じくニュータウン造成に伴って見つかった竪穴式小石室も、ここに移設されている。

八十八ヶ所の終わりまで行くと、左の丘に登る階段へと道は続き、右手にはフェンス。このフェンスは開閉できるのだ。前に通ったから知っていて、フェンスから出て行くと、階段を下って地蔵寺に。

大師堂参道とあった。地蔵寺に大師堂がある。

さらに下って行くと、地蔵がいて、車道(226号父鬼和気線)に出た。左折して、南下を続け、最初のバス停(池田上バス停)で右折。

上川橋を渡り、次は松尾川にかかるさすけ橋。(上川橋で渡った川は、松尾川から分かれて、すぐまた松尾川に戻る分岐水路。)

このあたりからは松尾川の西側を南下していくつもりだった。

けれどさすけ橋を渡ってから見てみれば、松尾川の東側にただならぬ大きさの旧家が見えて、やっぱり東側を南下しようとさすけ橋を引き返した。旧家は工事中で、「久保惣記念美術館茶室土塀撤去工事」とあった。

久保惣記念美術館、道理で大きいはずだった。

久保惣記念美術館も前に来たことがあった。綿織物の久保惣なる会社の社長が、自宅や数々のコレクションを和泉市に寄付して創立された美術館で、ここは社長の自宅だった旧館の裏手なのだろうな。


松尾川の東側の細道を進むと、松尾川の分岐水路にかかる橋を渡った。左手には美術館の敷地の中にも橋が見えた。久保惣さんの自宅の敷地内に川を通していたのかな? 昔の「大邸宅」というのは、こういうのを言ったのだろうなあ。

道は遊歩道のようになり、羊のいる広場(ひつじかい公園)。ここも前にもやって来ていた。東屋なんかもあって、川沿いで遊べるし、素敵なところ。

小雨が降ってきていて、ここの屋根の下で休憩をした。そのうちに日が差してきた。

前にここにやって来たのは、「泉北ぐるりんウォーキング 松尾寺・光明池コース」でだったかな。それと重複しないように「蜻蛉池公園コース」が組まれ、それで面白くないコースになってしまったのかも? 蜻蛉池公園にもこちらのコースで行く方が断然面白いと思うけれどな。

車道に出て、左手に久保惣記念美術館(新館)、右手に久保惣橋。車道の向こうは駐車場。

「松尾寺・光明池コース」では左折して久保惣記念美術館の前を通り、226号線から分岐する道(松尾谷街道)を南下していった。

今回は直進。久保惣橋の下に遊歩道が続き、松尾川沿いを南下して行けた。


途中から川の西側を歩いていたのだけれど、東松尾川が合流してくるあたり、左手に小さな丘があり、上に上れるようになっていた。

小さな橋を2つ(ほたる橋とせせらぎ橋)渡って小山に行って、上ってみた。南の方角に、連山が見えて、見事だった。

それから道を戻り、松尾川沿いの田舎の道をてくてく進んだ。ほとんど車も人も通らなくて、歩きやすかった。前方にはときどき連山が見えた。

230号春木岸和田線(信号までちょっと遠回り)を渡って続きを進み、最初の橋がかかるところを右折。川から離れて、「ららぽーと」と案内されている方向(西)へ。

ノコギリ屋根の建物や田んぼの、田舎だった感の強く残るところだった。けれど車道に出ると車通りは多く、右手にはボーリング場やららぽーと。

ららぽーとの南側の道を西へ。

ゆるい上り道で、「千手院動物霊園」と大きな看板が出ていた。公道かと思って進んでいると、途中で道の真ん中にコーンが立てられ、「立入禁止」と書かれていた。

右手にはコストコの駐車場、左手には廃棄物処理場か何かの工場。

だれがどうして立入禁止に?と強行突破。

高速(阪和自動車道)の下を通り、下りの道を行くと地蔵がいて、左折。

230号線に出て、右折して西に。稲葉町東、稲葉町と交差点を進んで、このあたりからは「泉北ぐるりんウォーキング蜻蛉池公園コース」で歩いたのと同じ道だった。


蜻蛉池、素敵なんだけど、駅から遠し。

帰りは前回と同じに包近かねちかの山の中を通ったのだけれど、桃の生育のための作業期と見えて、多くの人を見た。

若い女性二人がカラフルな野良着を着て作業していた。農道に軽トラが止まり、老夫婦が野焼きしていた。焼いているのは黒っぽい枝。

桃と思われる木々はほぼほぼ枝の切り口がみずみずしくて、切り立てなのだろうな。おそらくは桃はこの時期に枝を切るのだろう。

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