第2話「定められる目標」
2話めちゃくちゃ遅れました...
ガチすみません
一応テスト期間なんで勉強しながら急いで書いたのでいつもより文がおかしいとおもいます....
まぁとりあえず楽しんでいってくださいな!
....楽しめるならどれだけ幸せか(´;ω;`)
ー「あなたの属性は[無]です。」ー
機械からそんな声が聞こえ、その瞬間に全てがどうでもよくなった瞬間に周りのモノは全ての音を消した。
統真は目から光を失い、これからマイスターになるにおいてのスタートラインに立てなかったことを自覚した。
言葉を失いながら統真は「属性確認室」から出た。
今周りに見えているハズのモノすら見えていなかった。
いや、見ようとしなかった。
お互いに属性を共有し合ってるマイスターへの一歩を踏み出した者達、今から模擬戦を行うマイスター達、任務を引き受けて出発しようとしているマイスター達、負傷をして医療班と会話している者達など...
それらから目を背けていたのだ。
すると耳にとある音が入ってきた
「..............うま、......................統真!!」
人が賑わっている広い空間で、聞き覚えのあるバカデカい声が聞こえたのだ
そう、転太だ
「......転太?」
「統真!お前どうしたんだよ!!話しかけても返事しねーしよぉ!」
(マジか俺....萎えすぎててコイツのバカデカい声すら聞こえてなかったんかよ.....)
「そうだよ...統真君.....君さ、世界の終わりみたいな顔してたよ....?」
続は心配した顔だった。
「ご、ごめん.....」
「本当にどうしたんだよ....!もしかして...アレか?
お前...俺らと同じ....
まぁこれ以上はお前のためには言わねぇでおくがよ」
転太の言葉に続いて統真は弱々しい声で言った
「俺.....「無」属性だったんだ....」
統真は正直口に出すことすらも辛かった
「統真君....確かに今は属性無いけど落ち込むのはまだ早いよ?
「無」属性でも努力を諦めなければ「属性解放」つって属性を手に入れるマイスターだって僅かにはいるんだ」
「そうだぜ?統真は一村さんしか見てねえがよ
無属性でもAクラスになれるんだぜ?」
続と転太は統真を安心させるように言う
「え、その人って...」
「そう、無垣 慎太郎って人だ」
「転太君、僕もその人知ってます!
確か無属性最強の人ですね!!」
無垣 慎太郎はAクラスマイスターで巧みな闘気の使い方や、努力で手に入れた身体能力で無属性最強に位置している。
そんな人の存在を改めて知った統真は
「だったらさ、俺達はその人目指しいけばよくないか?
訓練生でいっぱい積み重ねてさ、いつかは無垣さんと隣で戦えるくらいにさ....!!」
統真の突然の目標に二人は動揺をするも、すぐに転太がその目標に喰らいついた。
「乗ったぜ!統真!!
俺達で究極の無属性になってやろうぜ!!」
転太の言葉に続いて
「いいね〜それ
僕も目指しちゃってもいいかな〜
無垣さんは訓練生で優秀な無属性マイスターを勧誘するって噂は聞いてるし〜」
と続も統真の話に乗る
「よし、じゃあ決まりだな!
そろそろ帰るとしますか!!」
といい、統真達はそれぞれ帰路についた
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薄暗い帰り道、統真は帰り道に途中まで転太と帰っていたのだ
「なぁ、統真
正直さ俺ってお前らと違って最下位の無属性っていう最悪なスタートじゃんか?
お前らは可能性あっても俺には無いんじゃないかって思い始めてさ〜」
転太は意外にも不安そうに話した
「いや、転太はなんだかんだ最後には人....いや、町を護れるくらいには強くなってると思うよ?」
「そうか?お前が言う事って割と当たってることあるから期待してもいいかな〜」
統真の言葉を転太はあっさり受け入れた。
お互い無属性だからこそか二人はいつもよりも励まし合いながら帰宅をしたのだ。
「ただいま〜母さん」
統真は家の扉を開けた
「あら統真ちゃんおかえりなさい」
母は笑顔で統真を迎えた
「母さん....俺.....ごめん
今は母さんの事護れそうにないや....
属性...「無」だったよ....」
統真は笑顔の母に自分の無力さを謝罪した
すると母は
「...いいのよ
お母さんは統真ちゃんに大切にされて嬉しいです
なので私はそんなあなたの気持ちに応えられる母であり続けたいわ
そして、今は「無」だけども可能性は尽きたわけではないじゃないの!
あなたは何をしにマイスター訓練生になったの?」
と聞いた
「僕は、母さんを護る為の属性を....」
統真が小さく口を開いたその時
「違うわよ!
護る力をつける為に行くのでしょ?
可能性をモノにする為に行くのでしょう?
あなたは私の息子なの!可能性は無限大よ!!
いつかきっとあなたの力は認められるわ」
統真の母親「最無 茜音」は最愛の息子である統真に気持ちを伝えた。
「母さん.....」
「さ、統真ちゃん
ご飯にするわよ
今日はあなたの好きなシャリアピンソースの豚焼肉よ」
「え、そうなの?よっしゃ!!」
といい茜音は統真の手を引き、食卓を囲んだ。
「いただきます!」
二人の声が部屋に鳴り渡った
「どう?統真ちゃん
美味しい?」
「母さんありがとう...世界一美味しいよ..!」
「...そっか!ありがと」
統真は泣きながら食事をした
それを茜音は微笑みながら見ていた
食事はあっという間に終わって、統真は入浴などして睡眠を取った。
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今日は訓練初日である。
初日の為だからか今日は特に実戦も訓練も無くて、基本自己紹介のみだった。
佐神マイスターセンターの中には訓練生用の別室があり、そこには15人の訓練生と一人の教官が集められていた。
するとその一人の教官は15人が集まったことを確認し、口を開いた
「...はじめまして
まずは訓練生の君達、合格おめでとう!
そして私は今年君達の担当教官となったAクラスマイスター最上位の「加枝 信念」だ
よろしくな。」
信念が自己紹介をすると室内の訓練生は頭を下げた
「いきなりですまないが一つだけ私は君達に問いたい事がある
それは、私は君達がマイスターになるにあたって何を目標にしてほしいか、だ。」
信念が早々に新米の訓練生に問いかけた
そのとき、訓練生達がざわついた
ちょうど統真の隣にいた転太が話しかけてきた
「....なぁ、統真お前はどう思うんだ?」
「多分だけど...お前と同意見だとは思う
....言ったほうがいいか?」
「いいや俺が言う」
と言った転太は飛び出すように
「全員が一村さんレベルで強くなること!!」
と言った
正直統真も同じ事を思ってた
「ははっ確かにそうだ...その通りだっ!」
あっさりと信念は肯定した
だが
「でもな?一番大事なのはどのような条件が揃った上で一村を超えるか、を私は重要視しているのだ。
それはなんだと思う?」
転太と統真は分からなかった
彼らが考えている時に一人の女が手を挙げて話した。
それは一位で訓練生を合格した風香だ
「属性を極限まで使いこなして更に上のステージの属性を手に入れることですか?」
彼女は信念に聞いた
「確かにそうだな。あながち間違いでは無いな
でも私が手にしてほしいものはその内手に入るような新たな属性ではない」
「[モード]だ。」
みんながざわつき始める
と、その時、TOP5に居たと思われる「悪童 威慈斗」が口を開いた
「なァ、アンタ他人に言うってことは自分も使えるんだろ?
ほら、俺達にみせてみろよォ」
威勢よく聞いた
「君には私が口先だけのマイスターに見えるか...
ま、威勢のいい奴は嫌いじゃないよ」
信念はため息をつきながら言った
「しゃーね...見せてやるか
属性[超力]」
信念は自分の属性を開示する
「みんなここまではいいね?」
訓練生達は頷く
「じゃあいくよ[モード発動]」
と言い、大気中の闘気の流れ、身体中の闘気の流れ、そして属性の完全掌握をした上でできるワンランク上の技術である[モード]を信念は発動したのだ。
ここにいる訓練生全員は初めて見るモノに圧倒されていた
信念は念力で魔法陣のようなものを背中に展開し、魔法陣からは翼が生えた。
さらに、その翼は自動でバリアを二つ展開した。
そう、信念は属性を身に纏う高等な技術を訓練生に見せつけた
「[ネオ・サイキック]」
とりあえず2話終わりました!
一応補足しますと信念さんはもちろん0に出てきたキャラです!
あと「ネオ・サイキック」はモードの名前ですね。
しょうみ信念はSクラスでも良かったんですけどAクラス最強の立ち位置の方がいいかなって思いました