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カラーピーマンの話

わたしは今日、変な時間に寝てしまって8時ちょっと前から慌てて夕飯を作り始めました。


長男がジャガイモがゴロゴロはいってるカレーが食べたい、と言うので

カレーにしました。

残念ながらジャガイモは小さいのしかなくてジャガイモごろごろカレーは無理でしたが、ひき肉、たまねぎ、なす、ジャガイモ、オクラ、人参、

それと先日買ったカラーピーマンも入れることにしました。

冷蔵庫から材料を出して切ろうとしたら


カラーピーマンを買ったはずなのに

パッケージに

ぼたんこしょう(辛い)

と書いてありました。

あれ?と思いつつ

見た目はピーマンとあまり変わらないので、まぁいいかと思い、茄子、玉ねぎ、ジャガイモを切って

ぼたんこしょうに取り掛かりました。

(辛い)と書いてあっても、どうせ大したことはないだろうと思いつつ

あまり辛いと食べる時困るなと思ったので

品がないかなと思いつつ

ぼたんこしょうの味を確かめるため

半分にカットしたものの断面をぺろっとひと舐めしました。

まったく辛くありません。

ほら、やっぱり辛いと言いつつ辛くないじゃん、ピーマンじゃん、

と思って

もう一つ。

ぼたんこしょうをとり、カットして

物によって違うこともあるかもしれないからと

そっちもひと舐めしました。

そしたら…



めっっっっっっっっっっっちゃ辛い



目が飛び出るかと思いました。

2個目のぼたんこしょうはとても辛くてむせて咳が出て、慌ててうがいをしました。そして、ごめんなさい、と思いつつ

その子は使わないことにしました。


実はうちの長男は声優になりたくて塾みたいなものに通っていて

明日はその塾なのです。

喉を痛めそうなものは入れないほうがいいと思い、申し訳ないけど、あまり辛いものは控えないと喉を痛めたら長男も可哀想だと思ったので、それを使うのはやめました。

そして辛くないほうのぼたんこしょうをみじん切りにするため、まず短冊?に切ったのですが

場所によって辛いかも?と思い

いくつか舐めてみました。

でもどれも辛くはなかったので

舐めたところを洗ってみじん切りしました。

みじん切りにしたぼたんこしょうは

同じくみじん切りの玉ねぎの上の乗せました。

そして包丁とまな板を洗っていた、その時です。

急に、喉が詰まったようになり、むせた感じの咳が出て、しばらく止まらなくなりました。

???と思いつつ

うがいをしたけどしばらく咳が出ました。

え、なに?コロナ?

こんな急に苦しくなるものなの?と???が頭を埋めつくしながら

一応、念のために熱を測ってみると、36.2℃。

ばっちり平熱です。


なんだろう?と思いつつ作業を進めました。

そうしたら、まだ材料を切っているだけで

火は使っていないのに、なんというか、指が火傷をしたような感じで、ジンジンと熱をもっているような感じで

熱い…?というか、痛い…???

なんかしたっけ?

と疑問に思いながら、とりあえず手を洗いました。


まだ痛いので、何したんだろう?と

思いながら、氷で冷やしてみたりもしました。


そして、その時、

ふと、さっきの、そのぼたんこしょうが目に入りました。


ハッとしました。

さっきからの咳といい、

指先の痛みといい……


これ、ぼたんこしょうのせいじゃない?

その時、やっと思い至りました。


そしてまたむせ、しばらく咳が止まらず。


嘘でしょ?お野菜だよ?

(辛い)と書いてあるとはいえ

わたしが使ったものは舐めても辛くもなんともなかった子なのに???

一体どういうこと?

とは思いましたが

これはいけないと思って、慌てて他の刻んだ野菜と一緒にしてあるぼたんこしょうを、入れないことに決めました。


散々切り刻んだのにごめんなさい‼︎と

心の中で謝りながら、玉ねぎの上からぼたんこしょうを取り除こう、と思ったけど、これ以上素手で触るのは危険なのでは?と思い、ビニール手袋をつけてから、

取り除きました。

そして、もしかしたらエキスが染み出してて意味がないかもしれないけど、一応、下にあった野菜を水洗いして

ひき肉を炒め、野菜と水を投入、煮込み始めてから、


スマホで


ぼたんこしょう、手についたとき


などで検索。


すると、

とうがらし 手についた時


のページが出てきました……


おわかりいただけるでしょうか。

ぼたんこしょうは、ピーマンに似てる姿のくせに、唐辛子の仲間なのです…

(わたしは先日まで知りませんでしたが、ピーマンも厳密には唐辛子の仲間だそうです)


そりゃあ辛いし、触っただけで痛くなるはずです…


とりあえず、そこに書いてある対処法で、

唐辛子の辛味成分は脂溶性だから、油を塗った後に石鹸で洗う、というものがあったので

試してみると、スーッと痛みが……!


一瞬消えた気がしたあと、すぐにぶり返しました。


2回、3回、と洗い直してみましたが

それ以上の改善は見られなかったため、

これ以上遅くなれない、と思いカレーを作るのを優先し、痛みを我慢してカレーを仕上げました。


子供たちに食べてもらいながら、もう一度手を洗い直してみたけどやはり痛みの緩和はなく


わたしが食事を終えても、後片付けを終えても痛みは続いていて、

お湯に触ると痛みが増すためお風呂もなかなか入れずにいたのですが

4〜5時間ほど経ち、やっと痛みがひいてきました。


そのすきにサッとシャワーをして、疲れ切っていたのか、お風呂を出たあとそのまま倒れるように眠りにつき、

翌朝、恐る恐る確認してみると、もう痛みはありませんでした。

心底ホッとしましたが、

ぼたんこしょうの怖さはわたしの中に刻み込まれ

今もお店で見かけると、あの(辛く感じなくても後からじわじわ攻撃してくる)辛いヤツ、として

記憶に残っているのでした。


実はこれ、出だしは今日、となっていますが、

本当は去年の8月〜9月頃の話なのです。


Twitterのネタにしようと思いスマホのメモにまとめていたのですが、入り切らず、やたらと長いので友人1人に送りつけ、お蔵入りにしたんですが、

先日、某テレビ番組でぼたんこしょうが紹介されていて恐怖を思い出し、

こちらで公開しようと思ったのですが

メモに残していたのは途中になっていて

書き直していたのですが、

2回ほど何かのエラーで書いたものが消え

心が折れそうになりつつ、

もう少しだから、と

メモからコピペし直して、やっと書き終わりそうです(笑)


皆様、ぼたんこしょうにはお気をつけくださいませ。

もし召し上がる際には、調理の時、素手では触らないように、本当にご注意ください。

これはテレビ番組でも言われていた注意事項です(笑)

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